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★防衛指針改定へ詰め=日韓歴訪で「アジア重視」-米国防長官
【ワシントン時事】カーター米国防長官は7日、日韓歴訪を開始する。
長官は、26日からの安倍晋三首相の訪米に合わせた日米防衛協力の指針
(ガイドライン)再改定に向け、日本と詰めの協議を行う。中谷元防衛相だけでなく、
安倍首相、岸田文雄外相とも会談する方向で調整中だ。長官の日韓訪問は今年2月の
就任以来初めてで、アジア戦略の要である同盟関係の足固めに努める。
長官は日本で、沖縄県の強い反対に直面している米軍普天間飛行場(宜野湾市)の
名護市辺野古移設についても意見交換し、現行計画の推進を確認する見通し。
中谷防衛相とは8日に会談する。安倍首相らとも同日中に会う日程を検討中だ。
韓国との間では、10日の韓民求国防相との会談で、北朝鮮情勢や2020年代
半ばをめどとする戦時作戦統制権の移譲などを討議する。米国の最新鋭迎撃システム、
終末高高度防衛(THAAD)ミサイルの韓国配備に関しては、米軍に4中隊しかない
「貴重な部隊」(軍当局者)で、米軍内でも議論があることから、
踏み込んだ話し合いになるかどうかは微妙だ。
長官は国防副長官時代、アジアに戦略の軸を移すリバランス(再均衡)政策の立案に
深く関わり、ステルス戦闘機F35を含む最新鋭兵器の日本配備計画を主導した。
中東を舞台にした過激派組織「イスラム国」との戦いなど、各地で課題が山積する中、
歴訪を通じ改めてアジア重視の姿勢をアピールしたい考えだ。
長官は6日に米アリゾナ州で演説を行い、総力を挙げてリバランスを進める
と表明してから日本に向かう。(2015/04/04-15:18)
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