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★「政権内に理解者つくれ」=宮城篤実・元沖縄県嘉手納町長
沖縄県の米軍普天間飛行場移設をめぐり政府と翁長雄志知事の対立が深まる中、
菅義偉官房長官と翁長知事の会談が5日、ようやく実現する。名護市辺野古移設の
是非で双方が譲らない中、どう打開策を見いだすのか。2011年まで20年間の
嘉手納町長在任中、保守の立場から基地問題に向き合い、政府関係者から沖縄の
革新陣営まで人脈を持つ宮城篤実氏に聞いた。
-国の対応をどう見るか。
日本にとっても沖縄県民にとっても不幸な事態だ。安倍晋三首相は中国や韓国に
「対話の窓は開けている」と柔らかい姿勢を示すのに、日本国民たる県民の代表である
知事には閉ざしてきた。国家としてこれでいいのか問いたい。
国の安全保障の大きな荷物を沖縄県民に背負わせ続けながら、県民の声を全て無視する
のに等しい。これではパイプ役としての自民党県連は立場を失い、沖縄で自民党は
消えてしまう。国の方が静かに考えて手を差し伸べてもらいたい。
-昨秋の知事選では翁長氏の応援団長役を引き受けた。
10万票差で当選したところで収めておけば良かったが、勝ちに勇んで
(年末の衆院選で)自民党候補に刺客を送ってしまった。何もそこまでやる必要はない。
怒りは怒りとして発しないといけないが、(行政が)全て移設問題に結び付いている。
このままでは4年間、何もできないで終わる。次の知事選は厳しくなる。
偏った行動を取らなければ、国からも信頼が生まれる。
-日米が普天間返還で合意した1996年、当時の梶山静六官房長官と信頼関係を築いた。
首相官邸で最初にお会いした時、秘書に「面会時間は3分」と言われていた。執務室に入ったら、
(梶山氏は)手を差し出して「よくぞ来てくれた。嘉手納の状況はよく知っている」と語り、
結局、30分以上私の話を聞いてくれた。
在任中、嘉手納基地の全面返還を主張したことがある。梶山さんが心の貧しい人だったら、
私を切っていたはずだ。翁長氏には(政府側に)誰も理解者がいない。(普天間代替基地を)
物理的に造らせない行動に入る寸前までいっている。今からでも遅くないので、
自らの限界も感じないといけない。
宮城 篤実氏(みやぎ・とくじつ)1936年沖縄県生まれ。早大法卒。嘉手納町議を経て、
91年に町長選初当選。5期連続で務め、2011年に引退。78歳。(2015/04/04-14:47)
URLリンク(www.jiji.com)
インタビューに答える元沖縄県嘉手納町長の宮城篤実氏=沖縄県嘉手納町
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