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★香山リカ、「アイヌ否定問題」で小林よしのり氏に反論
2015.03.21 4ページから抜粋。全文はソースで
漫画家の小林よしのり氏(以下、小林氏)と1月15日に対談させていただいてから2ヶ月、
その模様が雑誌『創』3月号に掲載されてからも1ヶ月以上がたった。
何をどう話したのかについては、私の口から説明する手間を省くようで恐縮だが、
まずは雑誌『創』の編集長で対談にも立ち合った篠田博之氏による報告をご覧いただきたい。
「小林よしのりVS香山リカ『アイヌ問題』で激突対論!(篠田博之) ―Y!ニュース」
URLリンク(bylines.news.yahoo.co.jp)
私の「伝えるべきこと」とは、ただひとつ、「いまネットを中心にアイヌへのたいへんな差別、
否定が行われている。その構造は在特会による在日へのヘイトスピーチと同じ。
それを食い止めるためには、いまだに保守派にも圧倒的な影響力のある小林よしのり氏の
協力が不可欠なので何とかお願いしたい」ということだ。
そしてそのために、「現在の国際的・学術的の考え方に照らし合わせれば、アイヌは民族であり
かつ先住民族であることは疑いようもないこと」「彼らへのアファーマティブ・アクション
(差別是正や権利回復のための政策)を“利権”“特権”と決めつけるのは誤りであること」
「もちろん個別の不正やムダは正すべきであること」を資料などを示しながら説明しよう、
と考えたのである。
小林氏は現在、“同和利権”“在日利権”を否定する立場で差別への反対をはっきり表明している。
だとしたら、アイヌが近代の同化政策で生活の基盤や文化を収奪され、結果的に生活格差が生じた
ことやいまだに差別も残っている現状を伝えれば、それは理解してくれるはずだ。
その上で私は、「ネットで広がって当事者にも届いている心ないデマ、差別をなくすためにも、
ここはまず小林氏に『アイヌを民族と認めよう』と言っていただく必要があるのです」と協力を仰ぐつもりだったのだ。
残念ながら対談では、小林氏の主張を変えることはできなかった。
しかし、その対談の余波は思わぬ流れとなり、いまだに続いているのである。
これは本当に予想外のできごとであった。
小林氏サイドは「そっちが勝手に続けているんじゃないか!」と主張すると思うが、
どちらが継続の主たる原動力なのかで争っても不毛なので、ここでは問わないことにしたい。
Q.「自分でアイヌ民族と思ったら、アイヌ民族」、これでは誰でもアイヌ民族になれるのではないか?(1月15日)
A.小林氏やアイヌ否定論者たちは、その人が「アイヌ民族であること」が本人の自己意識から
出発する、という点を問題視している。先の金子市議もツイッターで「アイヌは自己申告制ですからね」
「私も、選挙に落ちたら○○○になろうかな(ツイッターでは伏字だったが前後のツイートから
『アイヌになろうかな』だと推測される)」などと発言。ツイッターでは「アイヌ協会に電話して
“私、アイヌだと思うのですが”と言ったら誰でもアイヌになれる」などのデマが拡散された。
対談でも話したが、アイヌに限らず、現在、民族に関しては「主観的アプローチ(本人の自認)」と
「客観的アプローチ(共同体の承認や戸籍など)」の双方を重んじる、というのが世界的な潮流。
アイヌでもまず大切なのは、本人の自己意識。しかし、アイヌ協会の会員になる(これは「アイヌ民族」
と必ずしもイコールではない。協会に登録していないアイヌ民族も大勢いる)にも、本人の自認だけ
ではなく、定款に基づいた入会申込書に対して客観的審査を経た上で決定される。>>2へ続く
URLリンク(nikkan-spa.jp)
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