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★麻生氏 中国提唱の投資銀行参加へ「協議の可能性も」
3月20日 16時35分
中国が設立を提唱しているアジアインフラ投資銀行について、麻生副総理兼財務大臣は、
閣議のあとの会見で、組織運営の透明性が確保されれば、参加に向けての協議を
行う可能性があるという認識を示しました。
AIIB=アジアインフラ投資銀行は、中国政府が、アジアの発展途上国を支援
するためとして設立を提唱しているもので、イギリスやドイツなどが相次いで
参加を表明しています。
これに対して、政府は、日本とアメリカが中心となって運営してきたアジア開発銀行
との役割分担や、中国以外の参加国の意思を組織の運営にどう反映させるかが明確に
なっていないなどとして、参加に慎重な立場を示しています。
これに関連して、麻生副総理兼財務大臣は、「アジアインフラ投資銀行の運営については、
理事会がきちんと個別の審査などの承認を行うことがいちばん大事だ。外交や経済、
そうした意味から慎重に判断をしたい」と述べ、組織運営の課題を改めて指摘しました。
ただ、麻生副総理は、「運営の透明性が確保されれば参加するのか」と問われたのに
対して「協議になる可能性はある」と述べ、組織運営の透明性が確保されれば、
参加に向けての協議を行う可能性があるという認識を示しました。
・菅官房長官「慎重な立場は変わらず」
一方、菅官房長官は、閣議の後の記者会見で、「日本政府のスタンスは、
アジアインフラ投資銀行が、公正なガバナンスを確立できるのかどうかなどについて
慎重な検討が必要だということを前から申し上げている。参加については慎重な立場だ」
と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、「麻生副総理兼財務大臣も私と同じ立場で、
これらの問題が解消されないかぎりは参加に向けた協議を行うことはありえないという趣旨で、
発言されたのではないか」と述べました。
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