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★【ニッポンの新常識】日本の学校で量産している「国歌を歌えない国民」は恥 K・ギルバート氏
2015.03.18
「東京マラソン2015」(2月22日開催)で、私が所属する六本木男声合唱団倶楽部
(六男)は、毎年恒例の「君が代斉唱」を行った。
ときどき、「米国人なのに君が代を歌えるんですか?」と聞かれるが、
トータルで37年も日本に住んでいたら、歌えて当然だと思う。各種イベントの国歌斉唱で、
自分だけ歌えなかったら恥ずかしいではないか。
ところで、君が代の変遷をご存じだろうか。
六男の団長でもある作曲家の三枝成彰氏によれば、明治3(1870)年に英国人の
フェントンが作曲した初代は、日本語になじまず6年後に廃止された。
明治13(80)年に、宮内省式部職雅楽課と海軍省で作った2代目が現在の君が代だが、邪魔が入る。
文部大臣の森有礼(ありのり)が、米国人のメーソンに賛美歌(英国人ウェッベ作曲)
ベースの3代目を作らせ、文部省唱歌として推奨したのだ。明治22(89)年の
大日本帝国憲法発布の際は、3代目が歌われた。
しかし、森大臣が暗殺されて3代目は後ろ盾を失い、2代目が復権したのである。
明治36(1903)年にドイツで行われた「世界国歌コンクール」で1等を受賞しただけあって、
完成度は2代目が最高である。
六男はコンサートで全部を歌うことがあり、私は当然3つとも歌える。
さて、米国人の私が歴代の君が代を全部歌えるのに、日本にずっと住む日本人に君が代を
歌えない国民が相当いる。この現状は、はっきり言って日本の恥である。
そうなった理由を私はよく知っている。君が代は「先の戦争における軍国主義の象徴だから
歌うべきではない」「国歌として認めたくない」などと、子供じみたワガママを言う
教師が全国に存在するからである。
税金から給料をもらう公務員たる教師が、憎国的な個人感情やゆがんだ思想を教え子に強制している。
「日の丸・君が代をおしつけないで!」と被害者顔で活動しているが、彼らこそ、身勝手な思想信条を
子供や地域社会に押し付ける加害者である。
君が代の「君」は天皇を意味し、天皇賛美の歌は良くないという議論もある。
ちなみに「君」の意味は複数の説がある。
ところで、英国国歌の題名は『God Save the Queen』。英国女王や王室を賛美し、
大絶賛する歌なのだが、日本の国歌に天皇賛美の意味が込められていたとして、何が問題なのだろうか。
日本国憲法は第9条ばかりが話題になるが、第1条から第8条までは天皇に関する条文である。
最も重要だから最初に規定がある。元首だろうが象徴だろうが、昔も今も日本国を天皇抜きで
語ることは憲法上不可能だ。
余談だが「9条守れ!」と叫ぶ政党の中に、「天皇制をなくす立場に立つ」と掲げている党もある。
有権者がこれを「護憲」政党と認識している理由が分からない。
日本の学校は、世界の常識から見たらまったく恥ずべき「国歌を歌えない国民」を意図的に量産している。
この問題を政府や自治体は放置すべきではない。
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