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★ドイツ国民はギリシャにうんざり、ユーロ圏出て行け派が過半数
Bloomberg 3月16日(月)19時1分配信
(ブルームバーグ):ベルリンでタクシーの運転手をしているイェンス・ミューラー氏は、
ギリシャ政府にもううんざりだ。自分も含めドイツ国民の税金をこれ以上ギリシャに
使われたくないと言う。
「ギリシャは尊大で傲慢(ごうまん)だ。あんな状況にあるのに要求ばかりしている」
とミューラー氏(49)はブランデンブルク門の近くで料金を受け取りながら語った。
「ギリシャがユーロ圏を出て行った方がいいのかもしれない」と付け加えた。
ミューラー氏の気持ちは過半数のドイツ人に共有されている。公共放送のZDFが13日
公表した世論調査結果によれば、52%のドイツ人はギリシャのユーロ圏残留を望まない
と回答した。先月の41%から増えた。80%のドイツ人が、ギリシャ政府の
「欧州パートナーに対する姿勢が真剣でない」と感じていることが背景にある。
ギリシャ向け救済資金の最大の拠出者であるドイツは、救済と引き換えの条件とし
て緊縮財政や改革をギリシャに求める。一方、1月に誕生したギリシャのチプラス
政権は今月中にも資金が底を突くリスクを冒しつつ、資金獲得を模索し欧州当局者
らとの交渉を続けている。
ギリシャは第2次世界大戦中のナチスによる占領をめぐる賠償金をドイツに求めたり、
バルファキス財務相とショイブレ独財務相とのやりとりをめぐって正式に抗議するなど、
挑発的な行動が多い。
ミュンヘン中央駅で列車を待っていた通訳業のドルリ・シュナイダー氏は
「ギリシャの行動はあり得ない。賠償金まで求めてきた」とあきれ、「ギリシャは借金を
返すべきだ。われわれは永久にギリシャに追い銭をし続けることはできない」と語った。
ドイツ人の態度の硬化は、ギリシャ支援で妥協が成立してもメルケル首相が国民と議会に
納得してもらうのは難しいことを意味する。メルケル政権はギリシャに白紙小切手を
与えるつもりはないものの、政府の公式の立場はギリシャをユーロ圏にとどめるというものだ。
一方、世論調査でそれを望む回答は40%にすぎなかった。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)