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★高齢化、国際化進む栃木刑務所 国内最大の女子刑務所
3月16日 朝刊
国内最大の女子刑務所、栃木刑務所(栃木市惣社町)の60歳以上の受刑者は2014年
末現在で24%に上ることが15日、同刑務所への取材で分かった。
再犯を繰り返しやすい窃盗犯の増加などが要因とみられる。受刑者に占める外国人は
約23%と高水準で推移。一般社会同様、“塀の中”でも高齢化や国際化が進むなど
問題が多様化する中で、外部専門職の協力を得た処遇改善の模索が始まっている。
栃木刑務所によると、14年末現在の入所者は658人。このうち、60歳代が81人(12%)、
70歳以上が76人(12%)に上る。60歳以上の割合は11年末に20%と5人に1人だったが、
12年末、13年末は22%と徐々に増加。14年末は24%に上昇し、ほぼ4人に1人が
高齢受刑者となった。
高齢化に対応するため、栃木刑務所は手押し車など携行補助具を貸与。
着替えや食事、排せつの介助なども担うため、刑務官の業務は増えている。
また、外国人受刑者は147人に上り、37カ国22言語に及ぶ。地域別ではタイや
フィリピンなど東南アジアが30%で最多。次いで、中国や韓国など東アジア24%、
北米19%、欧州15%。多国籍化が進み使用言語が多岐にわたり、
外国人処遇が困難となっている。
栃木刑務所 明治元年、栃木囚獄として当時の栃木町薗部に設立。1948年に
現在の名称に改称し、79年に現在地に移転した。女性を収容する刑務所は全国に
10カ所あり、栃木刑務所は最大施設。
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