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★慰安婦像撤去訴訟 91歳の原告死去 「何もしてくれない」思い届かず- 産経ニュース(2015年3月14日07時58分)
【ロサンゼルス=中村将】韓国以外で初めて慰安婦像が設置された米カリフォルニア州
グレンデール市に長年住み、像撤去訴訟の原告にも入っていた大阪府東大阪市出身の
ギンガリー(旧姓・塩田)・廸子(みちこ)さんが他界した。親しい関係者が12日、
明らかにした。91歳だった。グレンデール市と東大阪市は姉妹都市。
ギンガリーさんは生前、東大阪市に対し「どうして何もしてくれないの」と漏らしていた。
関係者によると、ギンガリーさんは11日朝、朝食の途中で気分が悪くなり、
自室で横になったまま亡くなった。老衰とみられる。
姉妹都市提携は1960(昭和35)年から始まり、74年にはグレンデールに
日本庭園が造成され、茶室が置かれた。両市にゆかりのあるギンガリーさんは長年、
茶室の管理を務めた。「グレンデールは静かで、大きな山がそびえているところが
東大阪と似ていてね…」。懐かしそうだった。
交流はその後も続いたが、関係は希薄になっていく。グレンデール市がここ5、6年で
韓国の2都市とも姉妹都市提携すると突然、慰安婦像が設置された。
「『従軍慰安婦』なんていう言葉は戦前も戦後もなかったのよ」。ギンガリーさんは語気を強めた。
東大阪市は像設置直後に「遺憾」を表明したが、その後は目立った動きはない。
そんな現状に「どうして」と漏らしたのだろう。地方自治体では「慰安婦問題」は
重すぎるのか。一方で、国は「米国の地方自治体で起きていること」と突き放すこともある。
「暖かくなったら、東大阪に行きませんか」と親しい関係者が最近、言葉をかけると、
ギンガリーさんはこう言ったという。「最後だし、行こうか」。何をしたかったのか、
今となっては聞くこともできない。
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