15/03/14 12:04:22.90
★政府 各国の動向把握し対応検討へ
3月14日 6時22分
政府は、中国が設立を提唱するアジアインフラ投資銀行に、イギリスが参加を表明したことから、
参加国が増える可能性もあるとみており、参加に慎重な姿勢を取るアメリカと緊密に連携し、
各国の動向の把握に努めたうえで、対応を検討することにしています。
アジアインフラ投資銀行は、アジアの発展途上国を支援するためとして、
中国政府が設立を提唱しているもので、これまでに東南アジア各国など、
合わせて２７か国が参加を表明しています。
政府は、日本とアメリカが中心となって運営してきたアジア開発銀行との役割分担や、
中国以外の参加国の意思を組織の運営にどう反映させるかが明確になっていないなど
として参加に慎重な姿勢を示し、各国に日本の立場を説明して理解を求めてきました。
しかし、１２日、Ｇ７＝先進７か国で初めて、イギリスがこの枠組みに参加する意向を表明し、
政府内からは、「『中国の国際金融秩序への挑戦』という見方もあり、経済的な観点からだけでなく、
政治的、外交的に対応を検討する必要がある」などという指摘も出ています。
政府は、イギリスの参加によって、今後、さらに参加国が増える可能性もあるとみて懸念しており、
日本と同様に参加に慎重な姿勢を取るアメリカと緊密に連携し、各国の動向の把握に努めたうえで、
対応を検討することにしています。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
★【アジアインフラ銀】中国がＧ７に「風穴」 英独は参加へ 日米は慎重 ３月末に駆け込み申請も…
2015.3.14 06:00
【上海＝河崎真澄】中国主導で年内にも創設される見通しの国際金融機関、アジアインフラ投資銀行
（ＡＩＩＢ）をめぐり、先進７カ国（Ｇ７）の間で温度差が広がっている。英国が１２日、Ｇ７で
初めて参加を申請したほか、国際金融筋によると、ドイツが水面下で中国と参加交渉を急いでいる。
一方で日米は慎重な姿勢を崩していない。Ｇ７の結束に“風穴”を開けた中国の、
西側諸国との駆け引きが注目されている。
中国外務省の洪磊（こう・らい）報道官は１３日の記者会見で「英国の決定を歓迎する」と述べ、
３月末までに正式なＡＩＩＢの創設メンバー国になるとの見方を示した。中国は創設メンバーへの
参加期限を３月末と区切っており、“駆け込み申請”もありそうだ。西側諸国ではニュージーランドが
参加表明済みで、オーストラリアが検討中。中国はカナダや韓国にも働きかけている。
英国がＡＩＩＢ参加を決めた背景には、Ｇ７でも群を抜いて対中経済関係を強めていることがある。
中国商務省の統計によると、２０１４年の対中投資実行額は、日本が前年比で約３９％減、
米国が同約２０％減、ドイツが同約１％減だったが、英国は逆に同約２８％増やしている。
アジアの国際金融機関としては、アジア開発銀行（ＡＤＢ）が存在し、ＡＤＢの最大出資国である
日米はＡＩＩＢというライバル登場に警戒感を隠さない。一方で、ＡＤＢとの関係が薄かった
英国はＡＩＩＢをチャンスと判断したようだ。
習近平指導部が打ち出したシルクロード経済圏「一帯一路」の構築にもＡＩＩＢからの資金が
活用される見通しだ。中国を起点に中央アジアや東南アジア、中東などを経由して欧州まで
つなぐ構想で、鉄道や道路網、送電網、港湾などインフラ建設で欧州にとって経済的メリットがある。
９日付の中国紙、２１世紀経済報道によると、中国財政省の史耀斌次官は、「ＡＤＢは貧困を減らす
ことが目的だが、ＡＩＩＢはインフラ整備が目的で対立しない」と述べ、戦後の国際金融の枠組み
「ブレトンウッズ体制」の秩序を乱すとの批判を一蹴した。
URLﾘﾝｸ(www.sankei.com)
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