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★三菱重工が長距離の無線送電に成功 宇宙で発電、地上に送電…アニメの世界が現実に?!
2015.3.12 18:17
三菱重工業は12日、電気を無線で飛ばす技術の地上実証実験を行い、長距離の無線送電を
実現したと発表した。今回、地上で、10キロワットの電力を500メートル先までマイクロ波を
使って無線で送電し、ロスはあるものの受電に成功した。宇宙空間の衛星上の太陽光パネルで
得た電力を無線で地球へ送る宇宙太陽光発電システムへの適用を視野に入れる。
また今回の技術は有線ケーブルの敷設しにくい洋上風力発電の送電などにも応用できるとみており、
同社ではまずこうした地上での送電活用について実用化にめどをつけたい考え。
今回、送電側の装置には、電子レンジなどで電波を作り出すために用いる安価の発振器を
採用するなど、既存技術も活用するなどで低コスト化を図った。また、強力なマイクロ波は
人体や環境に影響があるとされているが、今回、マイクロ波を狙ったところにピンポイントで
送れるよう制御できる「ビーム方向制御技術」を開発するなど、高精度化も実現した。
今後は、装置の小型化やどういった場所でも使えるように信頼性を高めるなどの開発を進め、
実用化を急ぐ。
宇宙太陽光発電の研究開発では、宇宙航空開発研究開発機構(JAXA)は今月8日、
電気を無線で飛ばす実験を実施し、約55メートル先への送電に成功するなど、
徐々に実績が積み上がってきている。経済産業省も支援に乗り出しているが、送電効率を
高めるためには現状ではコストがかかりすぎるなど課題も多く、2040年~50年代
とされる実用化までには曲折がありそうだ。
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