15/03/09 16:47:29.00
★独メルケル首相「歴史に向き合い友好関係」
3月9日 15時42分
日本を訪れているドイツのメルケル首相が都内で講演し、ドイツが戦後、
周辺国と友好な関係を築いたことについて、「ドイツが歴史に向き合う姿勢を
示したからこそ成し遂げられた」と述べ、歴史に真摯(しんし)に向き合う重要性を訴えました。
9日から2日間の日程で日本を訪問しているドイツのメルケル首相は、
都内で新聞社主催の講演会に出席しました。
この中でメルケル首相は、東日本大震災からまもなく4年になることについて、
「日本国民の復興に向けた連帯意識に強い尊敬の念を抱いている」と述べました。
そして、「『破壊』と『復興』ということばは、戦後70年を迎えたことしにも共通している」
と指摘したうえで、「われわれドイツ人はヨーロッパや世界に苦しみを与えたにもかかわらず、
和解の手を差し伸べてもらったことを決して忘れない」と述べました。
続く質疑応答で、「ヨーロッパの経験から、周辺国との関係を改善するためには何が必要か」
と質問されたのに対して、メルケル首相は「和解は隣国の助けがなければ実現できなかった。
またドイツが歴史に向き合う姿勢を示したからこそ、成し遂げられた」と述べ、
歴史に真摯に向き合う重要性を訴えました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
★メルケル独首相、東アジアの緊張緩和促す 7年ぶり来日
玉川透 石橋亮介2015年3月9日14時01分
ドイツのアンゲラ・メルケル首相(60)が9日、7年ぶりに来日し、東京・築地の浜離宮
朝日ホールでの来日講演会(朝日新聞社、財団法人ベルリン日独センター共催)で講演した。
東アジアで日中韓など近隣諸国の緊張が続いている問題を巡り、「大切なのは平和的な
解決策を見いだそうとする試みだ」と述べ、関係国に緊張緩和に向けた取り組みを促した。
メルケル首相の来日は2008年の北海道・洞爺湖サミット以来。10日まで滞在する。
メルケル首相は講演後の質疑応答で、東アジアにおける隣国同士の関係改善や和解を
どう進めるべきかを問われた際に、独仏の関係改善の歴史に言及。他の地域に
アドバイスする立場にないとしながらも、ドイツが欧州で和解を進められたのは
「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。隣国(フランス)の寛容さもあった」
と述べた。東アジアでも「あらゆる努力を惜しまず、平和的な努力をする必要がある」と語った。
一方で、戦後70年の節目を踏まえ、敗戦国である日独両国が「世界秩序の中でグローバルな
責任を持っている」と指摘し、世界の安全保障問題などに連携して取り組む姿勢を強調した。
混迷するウクライナ情勢については、「ウクライナは他の国々と同様、完全な主権に基づき
自らの道を決定する権利がある」と述べ、親ロシア派武装勢力を支援するとされる
ロシアを厳しく批判。対ロシア制裁で足並みをそろえる日本に謝意を示した。
URLリンク(www.asahi.com)