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【戦後70年】帝都を襲った「赤い悪魔」 おぶった子の死を気付かぬ母も 「町中すべてが真っ白け」 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/03/06 14:32:11.31
★【戦後70年~大空襲(2)】帝都を襲った「赤い悪魔」 おぶった子の死を気付かぬ母も 「町中すべてが真っ白け」
2015.3.6 07:00

昭和20年3月9日。東京の下町には冷たい強風が吹き荒れていた。翌3月10日は陸軍記念日。
巷では、この日を狙って米軍が大規模な空襲を仕掛けてくるのではないかといううわさが流れていた。

このところ見かけることが減っていた子供の姿も、この日はやけに目立った。
国民学校の児童の多くは、学童疎開で地方生活を余儀なくされていたが、
6年生は母校での卒業式に出席するため、自宅に戻っていたのだ。

9日午後10時半、警戒警報が発令されたが、ほどなく解除された。東京都浅草区(現台東区)で
プレス工場を営む父とともに暮らす相原孝次(85)=神奈川県箱根町在住、当時15歳=は、
多くの都民と同様に、いつでも避難できるよう靴下を履いてゲートルを巻き、枕元に鉄カブトや
防空頭巾を置き、眠りについた。

「空襲警報だ!」

10日午前0時15分。相原は父の鋭い声にすぐさま飛び起きた。米軍のB29爆撃機が最初に
深川区(現江東区)木場の一角に焼夷弾を投下したのは午前0時8分。空襲警報が発令されたのは
その7分後だった。すでに複数の地域で火の手が上がっていた。

相原が住む浅草区にも焼夷弾が降り注いだ。焼夷弾は地上に落下すると青白い閃光を発し、
シューシューと燃え広がった。

ふと気付くと隣町から「タケシ、タケシ!」と子供の名を呼ぶ女性の悲鳴が、途切れ途切れに聞こえてきた。
声が聞こえる方角をみると、民家の2階の窓から猛烈な炎が噴き出していた。もう手の施しようがなかった。

激しさを増す焼夷弾の雨。相原は自転車に葛籠(つづら)を付け、父とともに、
千葉の親族の元に行こうと逃げ回ったが、途中で炎の壁に囲まれた。

「この炎を突き抜けるしかない。倒れたら終わりだ…」。相原は意を決して、父とともに目を
つぶって炎の中を駆け抜けた。首尾よく炎をすり抜けることはできたが、閉じていた目が
なかなか開かない。炎でまつげが焦げ、互いに絡み合っていたのだ。

途中で強風にあおられて飛んできた何かの塊が左顔面に直撃した。
それがもとで数年後に左目の視力を失った。だが、その時は命が助かったことがうれしくて親子で抱き合った。

ようやく火の手が上がっていない場所までたどりついた。ふと振り返ると、
両国の方で高さ数十メートルはあろうかという火柱が何本も立ち上っていた。

上空を見上げると、低空を悠々と飛ぶB29の群れ。銀色のジュラルミンをむき出しにした
機体は地上で燃えさかる炎を照り返し、真っ赤に染まっていた。その真っ赤な腹が開くと焼夷弾が
無数にばらまかれ、さらに大きな炎を作り上げた。

相原の脳裏にはなお、あの光景が焼き付いている。

「あれは赤い悪魔だ…」 (以下略)
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