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★【高木桂一の『ここだけ』の話】「共産党=テロ政党」野次、「自民=ネオナチ」発言、どちらが“歴史的事実”に即しているか
2015.3.5 07:00
今国会は「議会の華」とも言われるヤジをめぐる“論争”でかまびすしい。朝日新聞が2月22日付
朝刊の社説で「敵意むき出し華もなし」との見出しでヤジ問題をとりあげ、民主党議員に「日教組!」
というヤジを浴びせた安倍晋三首相を厳しく批判したほどだ。騒動の先陣を切ったのは共産党を
「テロ政党」となぞらえた自民党議員だが、共産党の対応は当初、腰が引けていた。
そこには“古傷”をえぐられたくない党指導部の思いが透けて見える。
2月17日午後の衆院本会議での代表質問のさなかのことだ。登壇した共産党の志位和夫委員長が
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の日本人殺害脅迫事件に関連し、平成15年のイラク
戦争への支持や自衛隊の派遣など「真摯な歴史的検証を行うべきではないか」と安倍首相の見解を
質した。その直後に議場から「さすがテロ政党」というヤジが飛んだ。
共産党は問題視し、林幹雄衆院議院運営委員長に事実関係の究明を申し入れた。
一連の端緒から経過については産経新聞も翌18日付朝刊で報じた。
ところが、国会で「侮辱」と受け取れるヤジを浴びせられたなら真っ先に「許し難い暴言だ」
などとかみつくはずの機関紙「しんぶん赤旗」が18日付日刊紙で一言も触れず沈黙を守った。
それもそのはず。志位氏も17日の代表質問後の記者会見で、自身に飛んできた「テロ政党」
ヤジへの批判や反論を封印したばかりか、自身からとりあげることもなく完全にスルーしていたのだ。
「騒ぎ立てれば、火に油を注ぐことになると学習しているのだろう」と共産党ウオッチャー。
その解説によれば、同党には「テロ政党」と揶揄(やゆ)されてもやむを得ない
「忌(い)まわしい過去」があり、それを蒸し返されたくないからだという。
「国会でこの類のヤジが我が党に浴びせられるのは初めてのことではない。
取り立てて拳(こぶし)を振り上げるほどのことでなかった」
共産党関係者はそう説明していた。しかし同党は重い腰を上げるかの如く動いた。
「テロ政党」ヤジをめぐり共産党が見解を公式に対外発信したのは、18日午前のことだった。
穀田恵二国会対策委員長が定例の記者会見で「いわれなき誹謗(ひぼう)中傷であり、
言論の府である国会の品位にかかわる問題だ」と批判した。その上で「議員本人の謝罪と、
自民党である場合は、きちんとした反省と謝罪を求めたい」とした。
遅ればせながら反撃に出たのだが、及び腰だった幹部たちの背中を押したのは「天の声」だった。
同党関係者がこう打ち明ける。
「党指導部には『テロ政党』なるヤジは聞き流した方がいいという空気が強かった。
だが、いまなお党の事実上の最高実力者として君臨する不破哲三元議長が国会対策の責任者である
穀田氏に対し、記者会見ではっきり反論するよう指示した。『赤旗』に記事が出ていないのは
おかしい、ということだったようだ」 >>2へ続く
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