15/03/05 12:22:58.81
★戦艦「武蔵」か 新たな動画公開
3月4日 19時24分
フィリピンのレイテ島近くのシブヤン海で、太平洋戦争末期に撃沈された当時としては
世界最大級の軍艦、「武蔵」とみられる動画が新たに公開され、今後、日本の専門家
などによる確認作業が進むことが期待されています。
旧日本海軍の戦艦「武蔵」は、太平洋戦争末期の昭和19年10月、レイテ島に上陸を
始めたアメリカ軍に反撃するためレイテ湾に向かう途中、アメリカ軍による魚雷などの
攻撃を受け撃沈されましたが、その後、船体は見つからず、どこで沈没したかは謎の
ままになっていました。
ところが、アメリカのIT企業マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏が、
「シブヤン海で、『武蔵』の船体を発見した」として2枚の写真を投稿したのに続いて、
4日、新たに自身のホームページに「旧日本海軍の『武蔵』」とタイトルをつけた1分
余りの動画を新たに公開しました。
今月2日に発見した「武蔵」の船体の一部とされる映像には、海底に沈む「開」などの
漢字が書かれたバルブや巨大ないかりが鮮明に映っています。いずれも、さびや海藻が
付着していて年月の長さを感じさせます。さらに、艦首の一部が映し出され、
かつてこの部分に菊の紋章がついていたとみられるとの説明がつけられています。
ホームページによりますと、アレン氏は、父親が太平洋戦争に従軍したことから歴史的な
軍事技術を保存することに情熱を感じていて、8年前から戦艦「武蔵」の捜索を続けて
きたということで、一連の映像の公開などで今後、日本の専門家などによる確認作業
が進むことが期待されています。
・「武蔵に間違いない」
広島県呉市の「大和ミュージアム」の館長で、旧海軍の歴史を研究している戸高一成さんは、
公開された動画を見たうえで、「写真を見た時点で、ほぼ間違いないと思っていたが、
この動画で、間違いなく『武蔵』だと言ってよいと思う。非常に驚きました。艦首の辺りは、
武蔵など大和型の戦艦の特徴がよく出ていると思います」と指摘しています。
さらに、「動画を見て、比較的よい状態で残っていると感じました。『武蔵』については、
どのような状況で最期を迎えたのか、不明な部分がかなりあり、今回の発見で、こうした点が
明らかになると期待されます」と指摘しています。
そのうえで、「太平洋戦争の記憶が薄れ、過去になりつつあるなか、改めて戦争のことを
考える意識を高めるうえで、戦後70年の節目の年に発見されたことは、大変、意義がある
と思う」と話しています。
・造船所の史料館では驚きの声
武蔵を建造した長崎市の造船所の史料館を訪れた人たちは「見つかるとは思わなかった」
などと話し、驚いた様子でした。
戦艦「武蔵」は、旧日本海軍からの極秘の指令を受けて、昭和13年から長崎市の三菱重工業
長崎造船所で建造され、昭和17年にしゅんこうした、当時としては世界最大級の軍艦で、
昭和19年10月、フィリピンのレイテ島の近くにあるシブヤン海で魚雷などを受けて沈没し、
乗員1000人余りが死亡しました。
武蔵の船体の一部とされる写真や動画がツイッターに投稿され、注目を集めるなか、
三菱重工業長崎造船所にある史料館には、多くの人たちが見学に訪れています。
展示されている資料は、およそ50点で、船を建造するときに使われた22キロの大型ハンマーや、
海軍に提出した見積書などがあります。
また、進水式で縄を切る際に使われたおのや、横須賀に寄港した際に撮影した昭和天皇も
写っている記念写真なども展示されています。
訪れた人たちは、当時の様子をうかがい知ることができる貴重な資料を興味深そうに見ていました。
見学していた、長崎市の西岡千晴さん(25)は、「自分が生きている間に武蔵が見つかるとは
思いませんでした。船員や船の供養になるので、できれば日本に戻してほしい」などと話していました。
※リンク先に動画あり
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
関連スレ
【フィリピン】艦首“菊の紋章”や機雷回避装置…「武蔵」原形で眠る可能性も 「発見した」とMS共同創業者ツイッター
スレリンク(newsplus板)