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★豊橋市が独自予算で整備
外国人生徒の初期支援体制/国の補助打ち切り/虹の架け橋縮小継続/岩田小と豊岡中にプレクラス/フィリピン人対象に新設/変更は来年度から/内容強化で対応
2015/02/26 東日新聞
豊橋市は来年度から、小中学校に編入する外国人生徒の初期支援体制を変更する。
同市では近年、岩田校区を中心にフィリピン国籍の児童、生徒が増加。4月からは、同校区の
岩田小と豊岡中にフィリピン人の子どもを対象とした「プレクラス」を新設して就学支援を図る。
同市では近年、フィリピン人の児童生徒が急増し、カンティーニョ学園(東岩田3)が、
2010年度から文科省からの委託を受けて「虹の架け橋教室」を運営。国からの補助金を受け、
小中学校へ転入前の児童に日本語指導などを実施していた。
国の補助事業は本年度で打ち切りとなり、市は独自の予算を組んで支援体制を整えていく。
岩田小と豊岡中には、フィリピン人の児童生徒が日本語や学校生活を学ぶプレクラスを開設。
タガログ語を理解する相談員とスクールアシスタントの2人を増員し、両校に常駐して
編入直後の児童生徒への対応を強化する。
カンティーニョ学園は、市の予算で虹の架け橋教室を継続。約30人~40人が利用していた教室は、
約20人を受け入れる体制へと縮小となる。岩田校区に在住するフィリピン人の児童生徒は、
岩田小と豊岡中のプレクラスで対応。同校区以外の学校に通う外国籍の子どもらは、同学園で受け入れる。
2月中旬時点で海外にルーツを持つ児童135人が通う岩田小学校には、フィリピン人児童54人が在籍。
ブラジル人児童は長期滞在が多いが、フィリピン人児童は来日3年未満が大半を占める。
同校は近年、カンティーニョ学園と連携。同じ期間に一定数の編入児童を受け入れる体制を構築してきた。
来年度からは、岩田校区に不定期に転居してくる外国人児童を一括して受け入れることになる。
フィリピン人児童は、出稼ぎに来た両親を追って来日する事例が多い。新設するプレスクールでは
未経験の学校生活や、習慣などを指導していく。同校国際学級の松波良宏主任は「不安を抱えて
来日する子どもが多い。日本文化や言葉を吸収し、将来は両国の架け橋となる人材に成長してほしい」
と編入生徒への思いを語る。
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