15/03/01 23:47:13.72
★琉米条約、米にも原本 「琉球は独立国」裏付け 国際的に重み
2015年3月1日
【ワシントン=島袋良太本紙特派員】琉球国が1854年7月11日に米国と交わした
琉米修好条約の米国側原本が、米国立公文書館に保管されていることが分かった。
同館が28日までに本紙に答えた。締結から160年が過ぎた現在も条約原本が
相手国である米側で保管されていたことで、米国が当時の琉球を主権のある独立国家
と見ていたことを裏付ける形となった。
琉球国は1855年にフランスとも琉仏修好条約を結んでいるが、フランスは批准
しなかった。一方、今回米側での原本の存在が確認された琉米条約は、締結翌年の
55年3月9日には米議会が批准し、同日に大統領によって公布されており、
国際的にもより「重み」のあるものといえる。
米国務省歴史事務所は琉球国について「現在は近代日本を構成する諸島の一つであり、
沖縄の呼称で知られる」とした上で、「しかし、19世紀半ばには、琉球は日本と
アジア大陸との交易に特化した、独立した王国だった」と定義している。
また同省は「日本は75年に琉球に守備軍を配置し、日本政府は79年に琉球を併合した」
とも説明しており、当時の琉球併合(「琉球処分」)が武力を背景に進められた経緯も示している。
琉球側の原本については琉米、琉仏、オランダと59年に締結した琉蘭の3条約がともに
74年5月に明治政府によって没収され、外務省が保管している。これら修好条約3原本は
2月27日から3月29日まで、浦添市美術館で開催している「琉球・幕末・明治維新
沖縄特別展」(琉球新報社、沖縄産業計画主催、浦添市教育委員会共催)で展示されている。
URLリンク(ryukyushimpo.jp)
「琉球・幕末・明治維新 沖縄特別展」で展示されている琉米修好条約の原本=28日、浦添市美術館
URLリンク(ryukyushimpo.jp)