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★外国人に浜松の防災情報…アプリ開発
2015年02月25日
浜松国際交流協会(HICE)は、外国人向けに防災情報を表示するスマートフォン用の
アプリを開発した。浜松市内にはブラジル人を中心に外国人約2万人が住んでいるが、
緊急避難場所などを知らないケースは多く、地震や台風などの大規模な災害時に役立ててもらおうと企画した。
浜松市が作製した防災マップなどを基にアプリは開発され、ポルトガル語と英語に対応している。
市や県の防災担当者のほか、外国人向け広報のノウハウがあるマスコミにも協力を依頼し、
完成させた。全地球測位システム(GPS)と連動し、現在の自分の位置を把握するとともに、
地図上に近くの緊急避難場所や病院などが表示され、災害時に利用できるようにした。
また、大地震が発生した場合、スーパーや学校などでどのような対応を取るべきかを
イラスト付きで分かりやすく解説。辞書の機能もあり、災害時でよく使われる「復旧」や
「炊き出し」「行方不明」などの日本語の英訳やポルトガル語訳が分かる。
普段あまり耳にしない、津波警報などのサイレン音も聞いて確認できるほか、
災害時に準備すべき持ち物のチェックリストもある。
協会では、市内の公共施設や飲食店などにポスターを掲示したり、雑誌に広告を出したりして、
外国人に周知を呼びかける。米アップルの端末向けで、26日から無料でダウンロードでき、
使えるようになるという。
協会の担当者、キクヤマ・リサさん(39)は「外国人は、市が配布する防災ガイドを読んでいない
ケースが多い。いつも持ち歩いているスマホを利用し、災害時の対策を日頃から高めてもらえれば」と話していた。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
外国人向けに開発された防災アプリ。地図上に緊急避難場所などが表示される
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