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★<日韓「歴史戦争」>日本人はもっと積極的に各国に主張を訴えよ〔1〕 - ケント・ギルバート(弁護士、タレント)
月刊誌『Voice』2015年02月28日 10:13
今年1月16日付『産経新聞』の一面に「『慰安婦小説』米浸透を画策」という驚くべきニュースが報道されました。
「20万人の強制連行された韓国人慰安婦の悲劇」について書かれた米国人作家による小説『Daughters of the Dragon
(竜の娘たち)』を韓国系の団体が売り込む活動を展開している、というのです。さらに『ニューヨーク・タイムズ』
の書評ページには本書の広告まで掲載されました。
米国では、こうしたプロパガンダ作品が話題になる伝統があります。アメリカ同時多発テロ事件への
ジョージ・W・ブッシュ政権の対応を批判したマイケル・ムーア監督の『華氏911』のようなドキュメンタリー
作品や、オリヴァー・ストーン監督がケネディ大統領の暗殺の真相として描いた映画『JFK』が有名ですね。
こうした作品に共通するのは、歴史に精通していない制作者が自らの思い込みを作品に当てはめている点です。
しかし、アマゾンで何百ものレビューが書かれ、大部分が4つ星と5つ星の評価をされています。
もちろん言論の自由があるので、公開中止や作者が弾圧を受けることはありません。
『竜の娘たち』についていうと、韓国系団体による過度の売り込みにより小説のプロモーションとしては
成功したといえるでしょう。しかし、作品内容の信憑性がない以上、徐々に話題は薄れていくのではないでしょうか。
韓国はこうしたプロパガンダ戦略が下手な気がします。その点では、中国のほうがしたたかで狡猾だと思いますね。
では、日本はこうした反日プロパガンダに対して、ただ手をこまねいているだけでよいのでしょうか。
むろんいけません。対策の1つは、外電の力を利用することです。具体的には、この小説の従軍慰安婦に
関する認識がいかにデタラメで事実誤認に基づくものであるかを証明するような記事を、たとえば『産経新聞』
に掲載し、それをロイター通信などに拾ってもらう。内閣府にも外電担当がいますし、日本に好意的な外国人は
必ずいます。このように、海外メディアの力を借りながら日本の主張を発信していくことが大切です。
先ほど例に出た『JFK』公開時は、新聞のレビューや論説に史実の誤りを指摘する文章が目に留まりました。
同じ事に日本メディアが取り組めばいいのです。
ここで、忘れてはならない情報をお伝えしましょう。日本の代表的な英字新聞『ジャパン・タイムズ』のことです。
あの天下の『朝日新聞』さえ「慰安婦の強制連行はなかった」と認めたのに、『ジャパン・タイムズ』はいまだに
「慰安婦問題を引き起こしたのは日本のせい」の一点張りです。極左とでもいうべきか、まったく日本側の立場を
取材して書かない。もはや読む気が失せますが、『ジャパン・タイムズ』が海外から見ると、「日本の声」として
判断されてしまう。この現実から目を背けてはいけません。
映画といえば、アンジェリーナ・ジョリー監督の『アンブロークン』も昨年末に米国で公開され(1月末日段階で
日本での公開は未定)、反日的な内容が含まれていることが話題を呼んでいます。1936年、ベルリン五輪の陸上
5000mに出場し、太平洋戦争で日本軍の捕虜となったルイス・ザンペリーニ氏の半生を描いた作品です。
同氏が捕虜収容所で看守の日本兵に虐待を受けるシーンが、正しくない歴史認識のもとに描かれています。
この場合は、日本政府がムキになって反論してもアメリカは無視するでしょう。自国の軍隊に関わる話だからです。
>>2へ続く
(『Voice』2015年3月号より)
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