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★西川前農相、所得報告を訂正 「顧問料」を追記
2015年2月28日05時24分
西川公也・前農林水産相が代表の自民党支部が２０１２年、国の補助金を得た
木材加工会社から寄付を受けていた問題に絡み、西川氏が衆院議員に返り咲いた
翌年の１３年分の所得等報告書を２７日付で訂正し、同社からの「顧問料」を
追記したことがわかった。西川氏の事務所は２７日夕までに朝日新聞の取材に応じていない。
西川氏は２６日、１０年８月～１４年８月に同社顧問に就き、月１８万～２０万円の
顧問料を得ていたと衆院予算委員会理事会に報告。１３年の報酬は計２４０万円だった。
これを受け、所得等報告書に記載していた約５７４万円の雑所得の中に、
「顧問料」も含むと追記した。訂正前は年金や講演料などの記載しかなかった。
国会議員は年間を通して議員であれば、その間に得た全所得を原則、
報告書に記載する必要がある。ただ、実際には確定申告書の転記でよいとされており、
源泉徴収された企業からの支払いなどが正確に反映されていないことも多い。
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★顧問料約１千万円受領 落選中、現職時含め２社から 西川前農相献金問題
2月27日 朝刊
農相を辞任した西川公也衆院議員の政治資金問題をめぐり、大島理森衆院予算委員長は26日の
同委員会理事会に、西川氏が落選中から農相就任前まで、２社から約１千万円の報酬を
受け取っていたとするリストを提示した。西川氏が献金を受けた鹿沼市内の木材加工会社からは、
２０１０～14年に約９４０万円の顧問報酬を受領。野党側は27日の同委員会でも、
西川氏本人からの説明を求め追及していく方針だ。
理事会は非公開。関係者によると、木材加工会社からの報酬は10年８月～11年12月は月額18万円、
12年１月～14年８月は同20万円だった。業務内容は社員向けの講習などだったという。
東京都内の調査研究機関からは、11年12月～12年11月まで約60万円の報酬を、
研究員への講演や原稿執筆の対価として受け取っていた。
理事会前、西川氏は国政復帰後の13～14年に、木材加工会社の顧問を務めていたとする
関連会社等報告書を衆院事務局に提出した。
国会議員は１年を通して議員であれば、報酬を得た会社などを同報告書に記載し、
提出しなければならないが、西川氏は未提出。所得は所得等報告書に記す必要があるが、
13年分の報告書には顧問報酬とみられる記載はなかった。未提出や記載漏れに罰則規定はない。
大島委員長は同日、国会内で記者団の取材に「（関連会社の報告書は）西川氏が真摯に
調べた結果、訂正されたのだろう」と答えた。
一方、民主党の後藤祐一衆院議員は「（報告書を提出していなかったことは）事実関係で
説明していないことがあったということ」と西川氏の対応を批判。引き続き参考人招致を
視野に追及していく考えを示した。
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