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★【京都「正論」懇話会】井沢元彦氏講演詳報(1)「朝日新聞は本当の意味での反省していない」
2015.2.26 11:20
京都「正論」懇話会の第46回講演会が25日、京都市のリーガロイヤルホテル京都で行われ、
作家で種智院大学人文学部客員教授の井沢元彦氏(61)が、「日本人とマスコミ報道」と題して講演した。
詳報は次の通り。
◇
朝日新聞が大キャンペーンでつくった軍歌「満州行進曲」
本日のテーマは「日本人とマスコミ報道」。歴史家の視点から見て日本人とマスコミ報道はどうなのか。
一言で言うと、日本人は情報を扱うのが極めて下手なのではないかということ。諜報活動、情報収集、
情報分析は特によくない。一番はマスコミ報道で、簡単に言えば、あまりいい新聞がなかったという
ことだと思う。歴史的に見てどう分析できるかをこれから申し上げたい。
国民が情報の受け手として、情報の送り手は新聞。産経新聞出身の作家、司馬遼太郎のエッセーに
「日露戦争の勝利が、日本国と日本人を調子狂いにさせたとしか思えない」とある。
日本は日露戦争にかろうじて勝ったんです。これはまず事実である。それを政府関係者は国民に
知らせないといけなかった。報道も、「日本には戦争継続能力はない」という報道をしないといけなかった。
国民が判断を誤らず、的確な判断ができるように正確な情報を提供するのがマスコミの使命だと思っている。
ところが、日露戦争で勝ったころから新聞は、現状を隠し、そして戦争をあおり立てることによって利益を得ることになった。
・新聞、戦争をあおり立て利益得る
なぜ戦争をあおり立てたか。簡単な話。その方が売れるから。敗戦まで日本の新聞は戦争をあおり立て、
部数を増やすという、とんでもない悪循環に染まってしまった。
日露戦争は、それまでの「有色人種は白人に勝てない」という常識を覆した。
だから、人類の歴史でも特筆すべき後世に残すべき勝利。しかし、残念ながら物事にはいい面と悪い面がある。
政府は日露戦争は本当はきわどい綱渡りの勝利であって、圧勝ではないと国民に伝えるべきだったし、
政府が告げないのならば、新聞社は伝えるべきだった。ところが調子に乗ってしまった。
ほかにもこんな例がある。朝日新聞が歌詞を一般公募して、満州を守る歌を作ろうと一大キャンペーンでつくった
「満州行進曲」という軍歌がある。お座敷なんかでも歌いやすいこの歌により、庶民は満州が生命線だと
思い込まされていた。洗脳といってもいい。洗脳はだれがしたのか。これを作ったやつが一番悪い。
どこかと日本が対立しているとその対立をあおり、戦争すべきという方向に世論を持っていく。
戦争になるとそのことを詳細に英雄譚(えいゆうたん)として報道する。
言うべきことは言わないといけないのにそれを怠っていた。
戦争を起こした責任者として陸軍の責任が大きいというのならそれにまさるとも劣らない戦前マスコミの扇動責任は大きい。
正しいことを報道しないのは、それは国民が愚かだと考えているからだ。相手を対等の知性を持つ、
独立した人格と思うなら正直に言うはず。慰安婦報道を見てもわかるように、朝日新聞は戦後も同じことをしている。
本当の意味での反省になっていない。
URLリンク(www.sankei.com)
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