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★災害時 外国人を支援 「語学サポーター」研修
2015年02月16日
災害時にボランティアで外国人を手助けする「災害時語学サポーター」の研修が15日、
可児市の「市多文化共生センターフレビア」で行われ、同市や美濃加茂市などに住む28人の
サポーターが参加した。県内では現在約50人のサポーターが登録しているが、
大規模災害時は不足が予想され、県などが養成を急いでいる。(古和康行)
サポーターは、外国語が話せる日本人や日本語が堪能な外国人が、公益財団法人
「県国際交流センター」に登録。文化や習慣の違いから情報や支援物資が届かなかったり、
避難所でトラブルとなったりする事態を防ぐため、外国人に通訳などの支援をする。
この日の研修にはブラジル、フィリピン出身の6人と日本人22人が参加。
東日本大震災などで外国人支援に当たったNPO法人「多文化共生マネージャー全国協議会」
の高橋伸行理事(48)が「大震災では多くの外国人が言葉の壁に苦しんだ。
役所やメディアの震災情報も理解しにくく、手助けが必要」などと講演。
マグニチュード8・3の南海トラフ巨大地震が起きたとの想定で、総務班、
情報班などに分かれて研修した。
自治体の災害対策本部からの情報を各国の言葉に翻訳する研修では、「電車が不通」との情報を、
「普通」と取り違えるサポーターも。「日本語は少し難しい」などと首をかしげながら
真剣な表情で取り組んでいた。ブラジル出身で市職員の川崎ミシェリさん(31)は
「自分の周りにも日本語がうまく話せない外国籍の友人がいる。いざというとき支え
になりたい」と話した。
県内の外国人は約4万3000人。同センターは、南海トラフ巨大地震などに備え、
より多くのサポーターが必要として登録を呼びかけている。
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