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★翻訳サイトに入力した内容が流出 省庁、銀行のメールも
インターネット上の一部の無料翻訳サイトに入力したとみられるメールの内容が、
ネット上で誰でも見られる状態になっていることが20日までに、
情報セキュリティー会社への取材で分かった。メールの内容から、中央省庁や銀行、
メーカーなどのやりとりが含まれており、少なくとも約30件が確認された。
情報セキュリティー会社「ラック」(東京)によると、この翻訳サイトは
約60カ国語に対応しており、ネット上で誰でも無料で利用できる。
日本語などを入力すると複数の言語に翻訳される。
ネット上には、この翻訳サイトを使ったとみられる一部のメールの原文と
翻訳文が表示されていた。
2015/02/20 10:37 【共同通信】
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無料翻訳サイトの内容流出の例
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ネット上には、この翻訳サイトを使ったとみられる一部のメールの原文と翻訳文が表示。
中央省庁や銀行名や電機メーカー名と、担当者名などが書かれていた。
総務省職員と大手電機メーカー社員との間で交わされたとみられるメールでは、
実在する部署や職員の名前が記載。海外で開かれるセミナーの打ち合わせについての内容で、
日本語と英語のものがあった。
名前が出ていた総務省の職員は取材に「メールを送ったのは事実だがサイトは利用していない。
送信先のメーカー側が使ったのだろう」と話した。
実在する銀行の担当者が書いたとみられるメールでは、相手との取引が確認できたことが
記載されていた。ほかに、企業の採用に関するメールもあった。
「ラック」の西本逸郎最高技術責任者は「安全性を確認しないで無料翻訳サイトを利用するのは危険。
重要な内容の翻訳は信頼できる方法でするべきだ」と話している。
問題のサイトは、グーグルやヤフーなどの大手翻訳サイトではない。(共同)
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