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★ノンアルビール、「不適切」答申覆しトクホ許可
2015年02月18日 11時45分
未成年者の飲酒を助長するなどとして、内閣府の消費者委員会が特定保健用食品(トクホ)の
表示は不適切だと答申したノンアルコールビール2種類について、消費者庁は18日、答申を覆し、
表示を許可した。
ノンアルコール飲料の許可は初めて。
この2種類は、サッポロビールの「サッポロプラス」と、花王の「へルシアモルトスタイル」。
トクホは健康増進法に基づいて、健康の維持や増進に役立つ内容が表示できる。
許可権限は同庁が持つが、企業から申請を受けた後、同委員会に諮問するのが原則だ。
今回のノンアルコールビールについて、サッポロビールは「食物繊維の働きにより、
糖の吸収をおだやかにする」、花王は「茶カテキンを豊富に含み、脂肪を消費しやすくする」
との表示を予定していた。しかし、同委員会は昨年8月、「ノンアルコール飲料は未成年者の
飲酒の『入り口』となる懸念がある。『健康に役立つイメージ』により、この飲料を飲む
未成年者が増えれば、未成年者の飲酒の可能性が上がる」などとして、トクホの表示を
不適切と答申した。
これに対し、同庁は「健康の維持増進に効果があると認められ、安全性にも問題がない」
などと許可を決めた。ノンアルコール飲料については、業界団体が未成年に販売しない
とする自主基準を定めており、同庁は2社に対し、こうした基準を守ることを条件にした。
トクホの表示を巡り、同委員会の答申が覆されたのは初めて。
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