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★英HSBC 課税逃れを手助けか
2月10日 6時57分
イギリスの大手金融機関HSBCが、スイスで各国の富裕層の顧客に秘密口座を提供する
などして課税を逃れる手助けをしていた疑いがあることが分かりました。
これは、イギリスの有力紙ガーディアンやBBCなどが、大手金融機関HSBCの元社員が
2007年に持ち出したおよそ10万人分の顧客情報を国際的なジャーナリスト団体
と共に分析した結果として9日に報じたものです。
それによりますと、HSBCは、富裕層に金融サービスを提供するスイスの個人金融部門で、
顧客に秘密口座を提供するなどして各国の税務当局からの課税を逃れる手助けをしていた
疑いがあるということです。
元社員が持ち出した情報に含まれている顧客には、各国の企業経営者をはじめ、
政府要人やスポーツ関係者などがいて、ジャーナリスト団体のホームページによりますと
日本人も296人います。
こうした指摘について、HSBCは「スイスの個人金融部門では、法令順守の意識が今より
ずっと低かった。2008年以降、より厳格な制度を導入している」とコメントしています。
アメリカやフランスをはじめ各国の当局はHSBCの顧客情報を基に課税逃れなどの捜査を
進めているということで、イギリス政府はこれまでに1100人を特定し、
日本円でおよそ200億円を徴収したとしています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)