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★イスラム国の原油を買っているのは「アサド政権」だった!〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 2月5日(木)8時0分配信
単なるテロ集団と違うのは、イスラム国が豊富な活動資金を保有している点である。
主な資金源は、住民への税金や誘拐による身代金、さらには遺跡盗掘品などを売り捌くことのほか、
原油の密売が大きな比重を占めていると言われる。しかも、原油の大口売却先は敵対関係にあるアサド政権だった。
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イスラム国では、“国”としての体裁を整えるためか、支配地域の住民から強制的に“税金”を徴収している。
シリア北部のマンビジュ市に住む、40代男性が言う。
「個人への課税はありませんが、商店や工場などからダーイシュ(イスラム国の蔑称)の兵士が
取り立てます。その額は、月に50ドル(約6000円)くらい。時には、利益よりも税金の方が
高くなってしまうこともある。それでも、支払い拒否なんて怖くてできません」
イスラム国では、“誘拐ビジネス”も資金源の柱になっているのはご存じの通りだ。
外国人ジャーナリストや援助活動家の身代金によって、年間50億円近くを稼ぎ出しているという。
さらに、シリアの文化遺産に目をつけ、博物館の収蔵品だけでなく、遺跡を盗掘し、
その出土品も国外に売り捌いている。
そして、なんと言っても稼ぎ頭は原油の密売だ。昨夏から始まった米軍の空爆で石油精製施設などが
多数破壊されたものの、アサド政権から奪った油田は未だ、年間700億円以上の収益をもたらしているという。
在日シリア人によれば、
「ダーイシュはテロリスト集団ですから、国際社会はどこもその原油に手を出しません。
ところが、イラクの調査会社のリサーチャーから、あろうことか、アサド政権が大口の売却先に
なっていると聞きました。外貨獲得のためには背に腹はかえられず、アサド政権はダーイシュから
購入した原油をロシアや中国、インドに転売しているとのことです。さらに、ブラックマーケットで
クルド人組織が、ダーイシュから原油を買い、それをアサド政権やトルコに譲り渡すというルートも
見つかっています」
結果、イスラム国は年間2000億円を超える活動資金を懐に収めている。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
★イスラム国の資金源に打撃を
2015年2月6日 ロシアNOW
ロシア科学アカデミー世界経済・国際関係研究所の主任研究員で、国立経済高等学院の教授である
ゲオルギー・ミルスキー氏は、ロシアNOWの取材に対してこう話した。「ISから石油を購入しているのはトルコ人、
さらにバシャール・アサド大統領も。彼らに圧力をかける必要がある。ロシアはアサド大統領ともトルコ政府とも
話ができるため、ここで積極的な役割を果たすことができる」
ISにはもう一つの資金源もあるが、ミルスキー氏によると、阻止するのは非常に困難だという。
「ISは世界でもっとも有名で戦闘能力の高いイスラム集団。すすんでISに加わる信者もいるし、
お金を寄付する信者もいる。これらの資金は追跡不可能な代替チャネルすなわち急使を介して届けられる」
たとえ石油施設を完全に爆撃し、イスラム基金経由の資金を遮断し、トルコおよびアサド大統領が石油を
購入するのをやめたとしても、世界中のイスラム教徒から資金は流入し続けるという。
「したがってISを破壊できるのは地上戦のみ。爆撃だけではうまくいかない。第二次世界大戦は狂信者に
対する空爆に効果がないことを示した」とミルスキー氏。(抜粋)
URLリンク(jp.rbth.com)