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★在外邦人の安全確保へ 携帯メール活用
2月6日 16時37分
外務省は、イスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件を受けて、
海外にいる日本人の安全確保に向けて、テロや災害などが起きた際、携帯電話の
メールを通じて、情報の一斉送信や安否の確認をする新たな仕組みを設けることになりました。
外務省は「イスラム国」が、今後も日本人を標的にするとしていることから、
海外にいる日本人の安全確保に向けた検討を進めており、６日、中根外務政務官が
記者会見して、速やかに実行する対策を発表しました。
それによりますと、テロや災害などが起きた際、事前に登録された携帯電話の
メールに情報を一斉に送信するとともに、救助が必要な状況かどうかなどを
返信してもらうことで安否を確認する新たな仕組みを設けるとしています。
また、海外にある日本人学校について、警備員の増員や監視カメラの設置などの
警備強化を支援するほか、パリやロンドンなど５つの大都市に外務省の担当者を
派遣し、現地の日本人を対象にした安全対策のセミナーを開催するなどとしています。
中根政務官は「中長期的な安全対策も引き続き検討していきたい」と述べました。
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