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【英FT紙】ISISは自滅への道を歩むか アラブ人の対立を煽る作戦が裏目に出る可能性 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/02/06 13:30:15.84
★ISISは自滅への道を歩むか アラブ人の対立を煽る作戦が裏目に出る可能性
2015.02.06(金) Financial Times (2015年2月5日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

思想的に歪んだ世界各地のジハード(聖戦)集団を除くすべての人にとって、昨年12月に拘束された
ヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉を生きたまま燃やした殺害事件は、過激派組織
「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」が計り知れないほどの邪悪さを持つことを証明した。

だが、いま最も重要なのは、この自称イスラム異端審理に対する地元のスンニ派と各部族の反応が
いかに発展していくか、だ。これは果たして、ISISが策に溺れて自滅への道を歩む始まりになり得るのだろうか。

・ヨルダン人パイロットを残虐な方法で殺害した意図とは

得意げにビデオ撮影されたカサスベ中尉の焼殺に対するヨルダンの反応は、2005年にアンマンの
ホテルで起きたアルカイダによる自爆テロ事件で有罪判決を受けたジハード主義者2人の死刑を執行することだった。

この2人は、すでに死亡したアブ・ムサブ・ザルカウィのネットワークの一員だった。

ザルカウィはヨルダン生まれのイラクのアルカイダ系組織の指導者で、ISISの誕生に一役買い、
数々の人の首を切る、地域で最も残虐なジハード主義者と見なされていた。

ザルカウィの組織がISISの前身だ。そのISISをいま率いるのは、ザルカウィ以上に残忍な元部下で、
戦闘部隊が制圧したシリア東部とイラク西部の広大な地域で国家樹立を宣言した自称「イスラム国」カリフ、
アブバクル・バグダディだ。今回の忌まわしい殺害に対する彼とISISの動機は検証することができる。

ISISはこれまで、斬首、はりつけ、石打ち、むち打ち、奴隷化に手を染め、シーア派、キリスト教徒、
ヤジド派などの「異教」「背教者」の小数派を一掃する意思を明言してきた。今回の殺害は、
こうしたISISの残虐行為をさらに重ねることに加え、3つのことをしようとしたように見える。

ISISに対する米国主導の空爆作戦がもたらしている焦土化を衝撃的なやり方で喧伝すること。
この空爆作戦に対する無制限の全体主義的対抗を表明すること。そして、ヨルダンなど、
「十字軍」連合と手を組むスンニ派アラブ諸国が負う潜在的なコストを浮き彫りにすることだ。

だが、カサスベ中尉を殺害した卑劣な行為はほぼ間違いなく、
近隣諸国の間の断層を探ろうとするISISの取り組みの一部を形成していた。

ISISはここへ来て、トルコとの国境に接するシリア北東部のクルド人街、コバニ(アインアルアラブ)を
巡る戦いに負けた。だが、戦術的には、トルコ人とトルコ国内のクルド人の間の激しい分裂を呼び覚まし、
30年間の武力闘争を経て少数派クルド族と和解しようとするトルコの新イスラム主義政府の努力を阻止することに成功した。

同様に、ISISはレバノンにも撃退された。だが、イランの支援を受けたレバノン国内の強力なシーア派民兵運動
「ヒズボラ」をシリア内戦に引き込むことには成功している。このことは、いまだに1975~90年の内戦の宗派対立の
傷が癒えていないレバノン国内で不和の種をまいた。ISISは、襲撃の際に拘束したレバノン人兵士、
警官を、宗派に基づいて斬首することで、宗派間の緊張を維持している。

ヨルダンの場合、ISISの意図は恐らく、アブドラ国王のハーシム家の君主制を支える部族的基盤を
打ち砕くことだったのだろう。

カラク出身のカサスベ一族のようなヨルダン川東岸の大きな部族に対する政府の政策への不満は、
いまではイスラエルに占領されているヨルダン川西岸からやって来たパレスチナ人が少なくとも
国民の半分を占める国にあっては、決して小さな問題ではない。 >>2へ続く

URLリンク(jbpress.ismedia.jp)

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イランラジオ 2015/02/02(月曜) 18:31
URLリンク(japanese.irib.ir)


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