15/02/05 15:21:06.23
★【ニッポンの新常識】「イスラム国」の蛮行 的外れな批判する人々は世界情勢勉強すべき
2015.02.04
連載スタートのあいさつは省略して、「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件について書く。
私は「イスラム国」とだけ書くのは、国家として認められたかような誤解を生むので反対である。以下、ISISとする。
犠牲となったジャーナリストの後藤健二さんらには、心からご冥福をお祈りしたい。
テロリストの蛮行は決して許されない。そして、この結末について非難すべき相手を間違ってはならない。
確かに、ISISは動画で安倍晋三首相の政策に言及した。だが、彼らの理不尽な言い分に便乗して
政権批判を行う人は「テロリストの共犯者と同じ」という自己認識を持つべきである。
世の中を恐怖で支配し、言論をコントロールするのがテロリストの目標である。
彼らの主張に同調したり、恐怖心を無責任にあおる行為は、まさに援護射撃だ。
テロに断固反対する人は常識として捉えてほしい。
人間は何か新しい行動を起こした直後に悪いことが起きると、「従来通り行動すればよかった」
と考える傾向がある。実は、その思考の裏には「とりあえず今の自分さえ良ければいい」という
無意識が潜んでいることに気付いていない。
戦後70年で世界情勢は激変している。従来通りの政策では、子供や孫の世代の日本は成り立たない
可能性が高い。将来に備える必要性を感じるからこそ、安倍首相は積極的に行動している。
平和ボケの近視眼的思考で的外れな批判をする人々は、少しは世界情勢を勉強すべきである。
法外な身代金要求に始まり、解放条件が二転三転するなど、ISISは最初から人質を解放する
意志がなかった可能性も高い。ヨルダンのアブドラ国王と安倍首相は最大限の努力をした。
テロリストを応援したければ、2人を批判すればいい。
後藤さんらのご家族にはお悔やみを申し上げたい。ただ、本人たちは最悪の事態も覚悟して現地入り
したのだと信じる。覚悟を持たずに近付くような地域ではない。
さて、今回の事件に関連して興味深い出来事があった。「#ISISクソコラグランプリ」である。
ご存じない方のために、概要を説明する。
ISISが公開した動画に、アニメのキャラクターなどを合成して面白い画像を作り、
ハッシュタグと呼ばれる検索用の目印を付けてツイッター上で公開する日本人が続出したのだ。
日本の常識では「不謹慎」「バカ者」で終わりだろう。
しかし、一部の海外メディアは「テロリストにダメージを与える効果的な方法だ」と称賛した。
イスラム教全体ではなくISISだけを対象とした風刺だったので、私は一定の評価をしている。
■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。
71年に初来日。80年、法学博士号・経営学修士号を取得し、国際法律事務所に就職。
83年、テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。
現在は講演活動や企業経営を行っている。最新刊は『不死鳥の国・ニッポン』(日新報道)。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)