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★日本とヨルダンをつないだ大物韓国人 日本人殺害脅迫事件
2015.02.03
「イスラム国(ISIL)」による日本人殺害脅迫事件は、ワースト・シナリオで結末をみた。
2月1日午前5時ごろ、ISILがフリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像が、
インターネットに投稿された。
政府が、後藤さん救出にいちるの望みをつないでいた、ヨルダン政府とISILの水面下交渉が不発に終わったのだ。
そもそも、なぜヨルダンだったのか。
安倍晋三首相への第一報は、イスラエル滞在中の1月20日午後2時50分。
最初のビデオ映像で日本人2人が「イスラム国」の人質になっていることを確認した外務省から知らされた。
安倍首相の対応は早かった。同午後3時に邦人拘束事案に関する官邸対策室の設置を指示した。
さらに首相に同行していた中山泰秀外務副大臣を直ちにヨルダンの首都アンマンに派遣した。
中山副大臣は同日深夜、ヨルダン王宮府国王室長に面会。一方、安倍首相はほぼ同時刻、
滞在していたエルサレム市内のホテルからアブドラ国王に電話し、人質解放への協力を求めた。
中山副大臣は翌日夜、同国王を表敬し、政府として協力を正式要請した。これで「ヨルダン・ファクター」が始動した。
この表敬実現に、裏面で動いた人物がいる。韓国人実業家の朴東宣(パク・ドンソン)氏(79)である。
同氏は、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領時代の1970年代後半、「コリア・ゲート事件」と報じられた
韓国の対米議会工作の中心人物だ。
中山副大臣の父は中山正暉元建設相。正暉氏と朴東宣氏は刎頚(ふんけい)の友である。
従って、泰秀氏は朴東宣氏を「アンクル・パク」と呼ぶほどの間柄だ。
そして、朴東宣氏は現在も、中東・アフリカ・中南米諸国首脳と太いパイプを持っている。
わけても、アブドラ国王とは大変親しい。
朴東宣氏が韓国からアブドラ国王に電話し、中山副大臣表敬を側面支援したのだ。
だが、結果的に「ヨルダン・ファクター」は奏功しなかった。
イスラム専門家の中には、ヨルダンではなくトルコに現地対策本部を置くべきだったと批判する向きもある。
それは間違いだ。ISILがイラク、シリアの次の標的にするのはヨルダン分断であり、
親米・親日の同国以外に選択肢はなかった。
安倍首相の「テロリストを決して許しません。その罪を償わせるために国際社会と連携してまいります」
という発言を、彼らはどう受け止めるだろうか。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
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