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★長生炭鉱事故で追悼式 宇部、遺族ら１００人が参列
２０１５年２月１日（日）掲載 山口新聞
宇部市西岐波沖の長生炭鉱で１８３人が亡くなった水没事故の犠牲者追悼式が３１日、
同市床波の追悼ひろばであり、犠牲者の遺族ら約１００人が参列した。
事故は１９４２年２月３日に発生。犠牲者のうち１３６人が朝鮮半島出身者だった。
追悼式は「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が毎年開いており、韓国からも遺族７人が訪れた。
参列者は２０１３年に完成した追悼碑の前で黙とうをささげて献花し、
韓国の法事のチェサなどで犠牲者の冥福を祈った。
刻む会の井上洋子共同代表は「追悼碑が完成し、次の目標は遺骨の収集。遺骨をふるさとに返し、
日本と朝鮮半島の友好を深めたい」とあいさつ。韓国遺族会の金亨洙会長は
「遺骨を一日でも早く引き揚げ、韓国の地に安置できるようお願いしたい」と述べた。
追悼式終了後には同市新天町のヒストリア宇部で追悼集会があった。
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※過去のニュース
犠牲者追悼碑が完成・除幕／宇部・長生炭鉱水没事故
朝鮮人強制労働の歴史、後世に
2013.02.09 (15:13) 朝鮮新報
山口県宇部市西岐波の長生炭鉱水没事故の犠牲者追悼碑が完成し、追悼碑の除幕式と
犠牲者追悼集会が2月2日、現地で行われた。除幕式には、県内の同胞や日本人、
南朝鮮や日本在住の遺族ら200人以上が参列した。
・日本市民らが建立
宇部市西岐波の長生炭鉱（海底炭鉱）で落盤、水没事故が起こったのが1942年2月3日。
そのときの犠牲者は183人にのぼり、そのうち136人は強制労働を強いられていた朝鮮人だった。
犠牲者は今も海の底に眠ったままだ。
追悼碑が建てられたのは、長生炭鉱跡から約500m離れた宇部市床波漁港前。
追悼碑はコンクリート製の碑（高さ2m、直径70cm）2本と献花台からなる。2本の碑にはそれぞれ
「日本人犠牲者」、「強制連行 韓国･朝鮮人犠牲者」と彫られている。
献花台には犠牲者の名前が書かれた木札が納められている。
追悼碑建設を中心になって進めてきたのは「長生炭鉱の“水非常”を歴史に刻む会」（以下、「刻む会」）。
強制連行された朝鮮人が多く犠牲になった事実を知った日本人が1991年に結成した。活動目的は、
①ピーヤ（排水・排気筒）の保存、②追悼碑の建立、③証言、資料の収集と証言集の編纂―の3つである。
追悼碑建立は、20年以上にわたり山口県朝鮮人強制連行真相調査団、南朝鮮の遺族会と連携を
とりながら進めてきた事業だった。
刻む会や遺族会ではこの間、山口県や宇部市に対して追悼碑建設の要請など交渉を繰り返してきたが、
行政からの協力は得られなかった。広く寄付を集めるなどの活動を続け、2009年に用地を取得、
追悼碑建立委員会を立ち上げたことにより事業は本格的に動き出し完成にいたった。（以下略）
URLﾘﾝｸ(chosonsinbo.com)
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