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イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束されていた千葉県の湯川遥菜さん（４２）に加え、後藤健二さんについても殺害したとする動画がインターネット上に
投稿されたことを受けて、警視庁と千葉県警察本部は、合同の捜査本部を設置し、人質殺人などの容疑を視野に捜査を始めました。
合同捜査本部は、警察庁の指示を受けて、警視庁と千葉県警察本部が１日午前、設置しました。
捜査本部では、イスラム国とみられる組織が湯川さんと後藤さんを拘束したうえで、身代金やヨルダンの死刑囚の釈放を要求していたことから、２人以上の者が共同して
人質を取り、義務のない行為を強要することなどを禁じた「人質による強要行為等の処罰に関する法律」の人質殺人などの容疑を視野に捜査を進めることにしています。
捜査本部は、合わせて６０人態勢で、刑法の「国外犯」の規定を適用して行われ、後藤さんと湯川さんをそれぞれ殺害したとする画像を分析するとともに、家族や関係者から
詳しく事情を聴いて、２人の詳しい足取りを調べることにしています。
また、同じように「イスラム国」によってジャーナリストなどが誘拐され殺害されたとされるアメリカなどの各国とも連携するほか、状況によってはイスラム国が実効支配している
周辺地域などに捜査員を派遣することも検討しているということです。
ただ、容疑者が海外にいるうえ、「イスラム国」がシリアとイラクにまたがる広い範囲で活動を活発化させ情勢が不安定なことから捜査は難航するとみられます。
ソース NHK
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