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★【経済】タカタリコール対象車 米で運転手死亡事故 ホンダ発表
2015年1月30日 夕刊
【ニューヨーク＝吉枝道生】ホンダは二十九日、米テキサス州ヒューストンで十八日に
起こった自社製の自動車の衝突事故について、タカタ製の運転席用エアバッグの破裂が
運転手の死亡に関連している可能性がある、と発表した。
事故があったのは二〇〇二年型「アコード」。エアバッグは一一年にリコール
（無料の回収・修理）の対象になっていたが、修理されていなかった。
ホンダは所有者にリコールの通知を送付していたものの、自動車は二度にわたっ
て転売され、現在の所有者には通知が届いていなかったという。
ホンダは事故の詳細を明らかにしておらず、地元当局はホンダと協力して運転手の
死因などを調査している。この事故とは別に、ホンダは過去に米国内で計三件の
エアバッグ関連の死亡事故を確認している。
一方、タカタ製エアバッグの欠陥をめぐって集団代表訴訟に関する手続きが二十九日、
米フロリダ州マイアミの連邦裁判所で始まった。タカタなどに損害賠償を求める訴訟は
米国の各地で起こされており、どの裁判所で複数の訴訟をまとめて審理するかなどの
協議を開始した。大規模な訴訟になる可能性が出ている。
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)