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★操縦士解放求め連日デモ=世論にいらだちも-ヨルダン
2015年1月29日(木)9時28分配信 時事通信
【アンマン時事】ヨルダンの首都アンマンで26日以降、過激組織「イスラム国」に
拘束されたヨルダン空軍パイロット、ムアス・カサスベ氏の解放を求めるデモが連日
行われている。しかし、イスラム国は現時点では後藤健二さんの解放交渉を優先し、
カサスベ氏に関する折衝を拒否。進展が見いだせない中、世論のいらだちも高まっている。
ヨルダン政府は28日、国営メディアを通じて事実上の声明を出し、カサスベ氏を
危害を加えずに解放すれば、イスラム国にとってシンボル的な存在であるイラク人の
サジダ・リシャウィ死刑囚を釈放する用意があると表明した。一方、イスラム国が
リシャウィ死刑囚との「1対1の交換」を要求する後藤健二さんへの言及はなかった。
しかし、実際はイスラム国のかたくなな姿勢や日本政府の要請を踏まえ
「まずは後藤健二さんとリシャウィ死刑囚を交換する。カサスベ氏については
安否確認や命の保証にとどめることもやむを得ず、今後の交渉につなげる」(地元識者)
という線で、水面下の交渉が進んでいるとされる。自国民の解放を優先すべきだとの
世論が強い中、声明ではあえて後藤さんに触れなかった形だ。
ジャーナリストのアドナン・バリア氏は、後藤さんの解放問題と複雑に絡み合う中、
「ヨルダン社会全体でカサスベ氏の解放を求める声が高まっており、成否に政府の
信用が懸かっている」と指摘。対イスラム国交渉をリードして威信を高めることが
できなければ、最近の経済悪化や物価上昇に対する不満の高まりもあり、
市民の反発が拡大しかねないとの認識を示した。
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