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★サハリン州知事「制裁は障害になっていない」
1月27日 9時02分
ウクライナ情勢を巡って欧米や日本がロシアへの制裁を強めるなか、ロシア極東
サハリン州の知事は、日本との経済協力について、「制裁は障害になっていない」
と述べ、エネルギー分野を中心に今後も日本との協力を進めたい考えを強調しました。
ウクライナ情勢を巡って欧米はロシアへの制裁を強め、日本も先月、追加の制裁措置を
決定しています。これについて、ロシア極東サハリン州のホロシャビン知事は２６日、
中心都市のユジノサハリンスクで記者会見を開き、「日本は欧米に従ったにすぎない。
日本との経済協力は引き続き進んでいて、現時点で制裁は障害になっていない」と述べ、
エネルギー分野を中心に今後も日本との協力を進めたい考えを強調しました。
その一方で、北方領土問題については「平和条約の締結に向けた努力は間違いなく必要だが、
それは何らかの領土を譲ることを意味するものではない。ロシアに余分な領土はない」と述べ、
地元の知事として返還に反対する立場を改めて主張しています。
また、ロシア政府が策定した北方領土を含む地域の発展計画について、ホロシャビン知事は
国からの予算に不足が生じる可能性に初めて言及したうえで、「今後数年間は、ロシア経済の
厳しい状況が予想される」と経済の悪化が長期化することに懸念を示しました。
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