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★通常国会きょう召集 経済・安全保障で論戦へ
1月26日 4時05分
第１８９通常国会が２６日に召集され、政府・与党は、今年度の補正予算案と
新年度（平成２７年度）予算案を早期に成立させたうえで、後半国会では
安全保障法制の整備などを目指す方針です。
これに対し新体制がスタートした民主党は、安倍政権の経済政策アベノミクスや
安全保障法制の整備を巡って論戦を挑み、党の存在感を示していきたい考えです。
第３次安倍内閣が発足してから初めての論戦の舞台となる第１８９通常国会が２６日に召集されます。
２６日は今年度の補正予算案が提出され、麻生副総理兼財務大臣が衆参両院の本会議で財政演説を行い、
これを受けて、２７日に衆議院本会議で、２８日に参議院本会議で、それぞれ各党の代表質問が行われます。
政府・与党は、景気回復を確実なものにしたいとして、まず、経済対策を盛り込んだ補正予算案を
来月上旬には成立させ、続いて、新年度（平成２７年度）予算案を来月中旬に提出して、
早期に成立させたいとしています。
そのうえで後半国会では、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制の整備に取り組むほか、
働いた時間ではなく成果で報酬を決める新たな労働時間制度の導入に必要な法案や、
ＪＡ全中＝全国農業協同組合中央会の改革を進める関連法案などの成立を目指す方針です。
これに対し野党側は、補正予算案と新年度予算案は「財政の肥大化が明らかになるなど問題が多い」と批判しています。
このうち、岡田代表の下で新体制がスタートした民主党は、国会論戦で存在感を示すことが党勢回復に
向けた第一歩になるとみて、アベノミクスによって格差が拡大しているなどと安倍政権を厳しくただすほか、
安全保障法制の整備を巡っても政府が掲げる武力行使の新たな３要件はあいまいで歯止めにならないとして、
対決姿勢を打ち出す構えです。
先の衆議院選挙で圧勝した与党が国会運営の主導権を握るなか、民主党など野党側が論戦を挑み、
４月の統一地方選挙などもにらんで、どのような攻防が繰り広げられるのかが注目されます。
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