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★サウジアラビアのアブドラ国王死去
1月23日 8時51分
世界最大の産油国、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したと23日、サウジアラビアの国営テレビが伝えました。
アブドラ国王はサウジアラビアのアブドルアジズ初代国王の息子で1924年に首都、リヤドで生まれました。
兄のファハド国王の体調が悪化してから事実上の指導者として国政を取りしきり、
2005年にファハド国王が死去したのに伴って6代目の国王となりました。
世界最大の産油国であるとともにイスラム教の聖地を国内に持つことから
アラブ諸国の盟主として中東地域のさまざまな問題に積極的に関与してきました。
アメリカの中東戦略の重要なパートナーとして発言力を高めてきましたが、2001年の
同時多発テロ事件で実行犯の多くがサウジアラビア出身だったことからテロ対策の強化に乗り出しました。
また、アブドラ国王は内戦が続くシリアのアサド大統領を強く非難し、
アラブ諸国の中でも政権の打倒を目指す急先ぽうとして反政府勢力に資金や武器を提供してきました。
そして国内では厳格なイスラム教に基づく統治を行いつつもおととし議会に当たる「諮問評議会」に
初めて女性の議員を任命するなど女性の地位向上に向けた取り組みも図ってきました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
★菅官房長官「世界平和に大きな役割」=サウジ国王死去
菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したことについて
「哀悼の意を表する。故アブドラ国王は、広くイスラム世界、さらに世界の平和と安定のために
長きにわたって非常に大きな役割を果たしてきた」と述べた。岸田文雄外相も会見で哀悼の意を表明した。 (2015/01/23-11:59)
URLリンク(www.jiji.com)