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★目立つイスラム国批判
「イスラム国のうそはもう十分」－。過激派「イスラム国」とみられるグループによる
日本人２人の殺害警告をめぐり、フェイスブックなどの交流サイトでアラビア語の
論戦が過熱している。イスラム国を批判する投稿が目立つが、日本政府のイスラム国
対策支援が原因だと指摘し「日本側が挑発した」とする反論もあった。
シリアの反体制派活動家らの団体はフェイスブックで、人質となっている
フリージャーナリスト後藤健二さん（４７）の写真を掲載してその活動をたたえ、
「（イスラム国は）シリアの人々の苦しみを伝えるジャーナリストをこの地域から
消すつもりだ」と非難した。
別のシリアの男性活動家はフェイスブックで「イスラム国は何の罪で、
何の権限があってこの高潔なジャーナリストを殺害しようとするのか」と指摘した。
日本政府はイスラム国対策費として中東諸国に２億ドル（約２３５億円）の拠出を表明。
難民支援が主目的だと訴えるが、犯行グループは日本政府が「イスラム国と戦うのに
２億ドル支払うという愚かな決定をした」と主張。拠出額に相当する身代金を求めている。
短文投稿サイト「ツイッター」上では「日本は人道支援をしているだけだ。
うそや偽善、イスラム教を歪曲（わいきょく）するのはもう十分」などと書き込まれ、
イスラム国が激しく追及されている。
一方、こうした投稿に「日本側の挑発がこの状況を招いた。自国民を救出できるかは
日本側の対応次第だ」と反論し、身代金を支払うよう求める書き込みもあった。（共同）
［2015年1月22日13時36分］
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