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★東アジア共同授業 沖縄の歴史認識共有
2015年01月17日
グローバル化時代に必要とされる「コンフリクト(摩擦)耐性」を養う東京外国語大(府中市)の
「東アジア共同授業」の最終授業が、14日に行われた。東京外大の学生たちが、
「沖縄」をテーマに中国や韓国の学生とともにまとめた共同リポートの内容を振り返った。
コンフリクト耐性とは、歴史認識など意見が対立するテーマについて、状況や相手の立場を
理解しながら対応できる能力のこと。1月上旬、東京外大、中国の寧波大、韓国の韓信大と
聖公会大の学生計24人が沖縄を訪問。ひめゆりの塔、平和祈念公園、米軍基地、
首里城などを巡り、3グループに分かれてリポートを作成した。
「琉球処分と台湾出兵」について考えたグループは、琉球は歴史的に中国と強く結びついていたことや、
「琉球独立」を目指す運動があることを報告。「沖縄の歴史や文化を認識・考慮し、
基地などの問題を処理することが東アジアの平和につながる」と結論づけた。
「沖縄戦」グループでは、韓国の学生から「平和の礎に戦争加害者と被害者が区別されずに刻まれていること」
を問題視する意見が出された。また、沖縄戦の「重要な加害者」である米軍の存在感が薄いとの指摘もなされた。
「軍事基地と領土問題」グループは、「沖縄にはヤマト(本土)からの構造的差別が存在し、
日本の平和は沖縄の犠牲で成り立っている」と問題を提起。「米軍基地移設にこだわると問題が起きる
。基地削減に向けた努力を続けなくてはならない」と主張した。
授業を担当した柏崎正憲特任助教は、「単なる国際交流ではなく、難しいテーマを突き詰めて学習する
良い機会を得たと思う」と、話していた。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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