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【世界の焦点】通報・密告で拘束 エジプト強まる強権体質「言論の不自由」 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/01/13 01:42:00.73
★【世界の焦点】通報・密告で拘束 エジプト強まる強権体質「言論の不自由」
2015.1.12 18:00

軍出身のシーシー大統領の下で旧体制への回帰が進むエジプトで、政府に批判的だとの疑いを持たれた
人物が市民の通報や密告によって拘束される事件が相次いでいる。イスラム原理主義組織ムスリム
同胞団などの批判勢力を取り締まる中で強権体質を強めている政府に迎合する社会の“空気”が
「言論の不自由」を助長している格好だ。(カイロ 大内清)

2014年暮れの首都カイロの地下鉄内で談笑していた男女3人が、当局に拘束された。
報道によると、そのうち2人は親戚に会うためにカイロを訪れていたエジプト系英国人の兄妹で、
もうひとりはそのいとこ。乗り合わせた乗客が、「英語でテロについて話したり政府批判をしている」
と通報したことが拘束の理由だった。

11月には、仏紙ルモンドの編集幹部と地元の女性記者2人がカイロ市内のカフェでエジプトの
政治状況について話していたところを居合わせた客が警察に通報、3人が一時拘束される騒ぎも
起きた。通報した客は、「お前たちはエジプトを破壊しようとしている!」と3人をなじったという。

なぜ、このように感情的な反応が生まれるのか。

エジプトでは2013年夏、軍クーデターによってムスリム同胞団主導のモルシー政権が崩壊。
その後は、同胞団デモ隊と治安当局との衝突で多数の死者が出たことや、当局が批判勢力への
強引な取り締まりを進めていることについて、外国メディアから強い批判を受けた経緯がある。

その一方でエジプトでは、国内の混乱や国力低下は「民主化」を求める外部勢力の陰謀が働いて
いるためだと考える傾向が強く、政府や政府系メディアの中には、国内の不満をそらすために
外国メディアの報道ぶりをやり玉にあげることも多い。

特に現在のシーシー政権は、民主化よりも「秩序の回復」を最優先課題に掲げ、それに批判的な
市民の言動には神経をとがらせている。市民にも政府見解の影響を強く受けている人が目立つ。

こうした事情を背景とした“事件”は、ほかにもある。

14年11月には、全体主義国家の恐怖を描いたジョージ・オーウェルの近未来小説『1984』
を所持していたという学生が逮捕されたと報じられた。ここ数年は、民主化活動家が市民の
襲撃を受けるといったケースも相次いだ。

11年の民衆デモによるムバラク政権崩壊後、エジプトでは治安が大きく悪化し、経済も落ち込んだ。
その後、14年に強い指導力を期待する国民の声を受けてシーシー氏が大統領に就任し、
治安は改善に向かっているが、一方で社会の雰囲気は息苦しさも増した。

カイロ・アメリカン大学のサイード・サーデク教授(社会学)は「多くのエジプト人は、
(政府に批判的な勢力への)憎悪を煽るメディアの影響を受けている。この傾向は、
社会や経済が安定を取り戻すまで続くだろう」と語った。

URLリンク(www.sankei.com)


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