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★大阪で「竹島」記載、幕末の地図見つかる 島根県に寄贈へ 「日本の領土示す貴重な地図」
2015.1.10 21:22
竹島(島根県隠岐の島町)が記載された幕末の古地図が大阪府大東市の民家で見つかり、
産経新聞を通じて島根県に寄贈されることになった。地図には海路の距離や寺社を示した
記載もあり、島根県の竹島問題研究会座長を務める下條正男拓殖大教授は「生活に密着した
実用的な地図」と分析した上で、「当時、竹島が日本の領土として違和感なくとらえられて
いたことを示す貴重な資料」と指摘している。
地図は幕末の文久2(1862)年に発行された「日本郡國(ぐんこく)一覧(改正)」。
下條教授によると、江戸時代の地理学者、長久保赤水(せきすい)(1717~1801年)
が製作した経緯線の入った最初の日本地図「改正日本輿地路程(よちろてい)全図」
(1779年初版、通称・赤水図)の流れをくんだものと見られる。
地図には赤水図と同様、隠岐諸島の北西に「松島」と表記されている現在の竹島、
「竹島」と表記されている鬱陵島の島名が記されている。
日本郡國一覧が見つかったのは大阪府大東市の男性(62)方。明治25年に亡くなった
先祖の森本駒太郎氏が生前愛用していたもので、男性が「日本のために役立ててもらえる
ならうれしい」と、産経新聞大阪本社に送付していた。
日本郡國一覧は京大と明大に所在が確認されているのみといい、島根県竹島対策室
の大西安伸室長は「江戸時代の貴重な地図をご寄贈いただけるのは大変ありがたい。
今後、竹島問題の啓発に役立てていきたい」と話している。
URLリンク(www.sankei.com)
「日本郡國一覧」。地図の中央上部に「竹島」が記されている
URLリンク(www.sankei.com)
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