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★危険ドラッグ 静岡県内摘発、昨年の４倍４０件 （2014/12/19 08:10）
今年１～１１月、全国の警察が危険ドラッグに絡み、６２２事件７２５人を摘発したことが１８日、
警察庁のまとめで分かった。昨年１年と比べても事件数は約５倍、人数は約４倍に増えた。
危険ドラッグの使用が原因と疑われる死者は、１１月末までに１１１人に上ったことも判明した。
県警薬物銃器対策課によると、県内で１～１１月に危険ドラッグ絡みで摘発されたのは４０件４３人で、
前年同期の１１件１２人から、それぞれ４倍近くに増えた。
県内の内訳は医薬品医療機器法（旧薬事法を含む）違反が１９件２４人（前年同期比１９件２４人増）、
交通関係が９件８人（同３件２人増）、麻薬取締法違反が６件５人（同１件増、１人減）、
その他（器物損壊、暴行など）６件６人（同６件６人増）。
増加の背景には、改正薬事法（現医薬品医療機器法）が指定薬物の所持を新たに摘発対象としたこと、
乱用者の事件事故が多発したこと、県警が販売店の摘発を徹底したことなどが挙げられる。
県が危険ドラッグの販売を確認していた店は８月時点で６店あったが、県警の摘発などで１１月末までに
全店が廃業、休業した。店舗の減少に伴い、関連事件事故の発生は急減しているとみられる。
県は危険ドラッグの販売店に売買記録の作成を義務付けたり、警察の立ち入り権限を認めたりと、
さまざまな制約を課す「県薬物乱用防止条例案」を県議会１２月定例会に提出済み。
１９日に可決、成立する見込みで、県と県警は危険ドラッグの流通遮断に向けた取り組みを一層強化する方針だ。
全国の法令別の摘発事件数と人数は、医薬品医療機器法（旧薬事法を含む）違反が３７４件（昨年同期比３５３件増）、
４５２人（４１５人増）、交通関係が１１８件（８３件増）、１２０人（８３人増）、麻薬取締法違反が７０件
（１４件増）、８８人（同数）などだった。
警察庁や厚生労働省によると、今年３月末時点で全国に２１５店舗あった販売店は、１１月末までに３５店舗に減少。
ただ、インターネットで注文を受ける業者もおり、両省庁は、プロバイダーにサイトの削除を要請する活動に力を入れる。
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★＜危険ドラッグ＞地域に合った対策強化 県や県警など協議会設立 （2014/12/22 09:42）
静岡県危険ドラッグ撲滅協議会の設立総会が２１日、静岡市葵区のもくせい会館で開かれた。
県や県警の担当者、保健所職員など１２人が、危険ドラッグ乱用防止に向けた啓発活動や
危険ドラッグ販売店の再開防止などに取り組むことを確認した。
同協議会は、県議会１２月定例会で成立した県薬物乱用防止条例の制定に合わせて発足し、
県内各地域の実情に合った活動を推進する。会長を務める杉井邦好県薬事課長は
「今後はインターネットやデリバリーなど、店舗を持たない形で販売をする業者への対策を
強化していく」と話した。
総会後には各市町の担当者や教育関係者、県薬物乱用防止指導員など約３００人が加わり、
県警音楽隊の先導で市内中心部をパレードし、危険ドラッグ撲滅を通行人に呼び掛けた。
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