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★諫早開門、制裁金免除巡り国の訴え認めず 佐賀地裁
2014/12/12 12:57
国営諫早湾干拓事業（長崎県）の潮受け堤防の開門調査をめぐり、佐賀地裁が開門するまで
漁業者側へ制裁金を支払うよう国に命じた「間接強制」に対し、国が支払いを強制しない
ことなどを求めた請求異議訴訟の判決で、佐賀地裁（波多江真史裁判長）は12日、
国側の請求を棄却した。制裁金支払いを一時的に止める執行停止の申し立ても退けた。
潮受け堤防の排水門について、2013年12月までの開門を命じた10年の福岡高裁判決が確定
している。漁業者側は同判決を根拠に間接強制を申し立て、佐賀地裁は今年４月、
開門するまで１日49万円（その後45万円に減額）の支払いを国に命じた。
国は干拓地の営農者らの反対で開門に必要な対策工事に着手できず、開門差し止めを
命じた昨年11月の長崎地裁の仮処分決定もあり、「国の意思だけでは開門できず
強制は許されない」と主張していた。
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)