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★【衆院選2014】「中国漁船のサンゴ密漁は泥棒同然。対策に海自も」党首インタビュー(5)次世代・平沼党首
2014.12.7 07:00
■「候補者出すな」という共闘なんて
--次世代の党結党から4カ月たつが、党勢についての現状認識は
「いわゆる認知度はまだ低いと思う。8月1日にできたばかりだし、結党大会は9月16日に開いたばかりだ。
まだ国民の認知度は非常に低いので、これを上げるのが一番の使命だと思う。しかし、別の次元では参院で新たに3人、
われわれの党に加わってくれた。当初は衆院19人と参院4人の計23人だったのが、今は計26人の政党になった。
これはプラス材料だと思っている」
--どのような手法で認知度を上げていくか
「わが党の最高顧問は石原慎太郎さんだ。(衆院選では)石原さんも候補者の1人として全国を回るから、
石原さんというキャラクターは全面的に使っていかなくてはいけない。日本の野党は与党の言うことに全部反対だが、
わが党はそうではない。日本の国家、国民にとって必要なことは認めていこうじゃないか。
是は是、非は非でいこうじゃないか。こういう基本姿勢をどんどんアピールしたい」
「山田宏幹事長が11月27日の東京都連の集会の演説で言っていたが、突如の衆院解散・総選挙で、
野党は委員会だとか、本会議の審議に応じなかった。野党で唯一、次世代の党が全部出席して賛否を明らかにした。
そういう姿勢もアピールしていきたい」
--選挙戦術として共闘をどう考えているのか
「次世代の党が生まれた背景を考えていただきたい。(維新の党と次世代の党に分党する前の)日本維新の会の
ときには、憲法の問題、それから集団的自衛権の問題、原子力発電の問題など、同じ考えでやっていた。
そこに結いの党が大阪の人たちに接近し、憲法改正はダメだ、集団的自衛権もダメだ、原発はゼロにすると。
基本的なことで合わなくなったから、分党して、われわれは23人で独立したのです。そういう背景があるから、
野党共闘というのは難しい」
「向こう(維新の党)からは働きかけはあるが、『ここには候補者を出すな』というような働きかけだから、
そんなのには乗れない。協調する意思は持っているが、なかなか結実してないということだろう」
--対等な条件にはなっていないということか
「はい。われわれは保守基調の独立路線だから」
■自らのことは自らで
--時間的制約以外で、党勢拡大のハードルになっているのは
「今、地方組織を一生懸命作っている最中だ。11月27日の東京都連の大会で、来年4月の統一地方選に
名乗りを上げた人が結構いた。そういう人が続々と来ているから、地方組織はしっかり作っていかなくてはいけない。
党員の拡大も今、一生懸命やっている」
--東京都連の大会は本来、来年4月の統一地方選の候補者を発表する会だったのではないか
「こんな早い衆院解散・総選挙というのは想定していなかった。他の野党もみんなそうだろう」
--とはいえ、衆院は解散された
「それはもう雄々しく受けて立たなければいけないと思っている」
--改めて石原氏への期待は
「彼は、全国を回ると言ってくれている。石原さんの知名度とキャラクターを利用していかないといけない」
--衆院選で訴える政策の柱は
「柱には憲法もある。憲法の前文に『平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、…』とある。石原さんは、
「信義に」というのは間違いで、「信義を」と言わなきゃいけないと言っている。しかし、『信頼して、』に続く
『われらの安全と生存を保持しようと決意した』というのは絵空事だ。軍国主義になるということではなく、
自らの安全と平和は、自らの力で守っていかなければいけない。このことを訴えていきたい」
--小笠原諸島(東京都)周辺で起きた大量の中国漁船によるサンゴ密漁について
「あれは泥棒に等しい。次世代の党としては、領域警備法を準備してきたが、それはもうできあがっている。
海上保安庁だけではだめだから、海上自衛隊が一定の範囲で武器を使用できるという領域警備法を作る。
法治国だから、そういうことをしなくてはいけないと思っている」(原川貴郎)
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