【産経正論】小笠原サンゴ密漁の真の狙いは尖閣だ 東海大学教授・山田吉彦at NEWSPLUS
【産経正論】小笠原サンゴ密漁の真の狙いは尖閣だ 東海大学教授・山田吉彦 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
14/11/06 05:33:50.66
★【正論】サンゴ密漁の真の狙いは尖閣だ 東海大学教授・山田吉彦
2014.11.6 05:02

海洋国家・日本に迫り来る脅威は、尖閣諸島周辺ばかりではない。小笠原諸島および伊豆諸島周辺海域に
大量の中国漁船団が出没し、縦横無尽に動き回っている。目的は1キロ当たり150万円以上の価値
がある赤サンゴの密漁のためだ。

姿を現し始めたのは9月からだが、10月30日に海上保安庁は、この海域に212隻の漁船が展開
していることを確認した。漁船団は小笠原諸島父島からも見え、島民は恐れ、上陸などの不測事態に
備え警戒態勢にある。また、漁業やホエールウオッチングなど観光産業への影響が懸念される。
島民の生活を脅かす由々しき事態だ。しかし、海上保安庁は水産庁とともに、5隻の船舶により
密漁の警戒に当たるのが限界だ。

≪密漁船は中国当局の関与?≫

これほどの漁船団となると単なる密漁とは考え難い。中国から2千キロ以上も離れているため、
燃料代だけで300万円ほどになる。また大漁船団で漁を行い過当競争になったのでは採算がとれないだろう。
既に海保により密漁と検査忌避罪で5隻が拿捕(だほ)されているにもかかわらず、漁船団はなお
出没海域を拡大し活動を続けている。

さらに、存在を誇示するかのように地元漁船に近づいて来る。通常、中国の漁船団は基本的に中国海警局の
管理下にあり自由に動き回ることはない。日本政府は中国側に密漁船の抑止を求めているが、
中国側による密漁抑止の動きは消極的だ。むしろ、中国当局の関与を疑う。

その伏線には、海保の尖閣警備の強化がある。海保は尖閣諸島警備のための専従チームとして600人の
海上保安官と12隻の巡視船を配備することを表明し、先日、2隻の新造警備船が石垣島に到着したばかりだ。

中国は日本による尖閣諸島管理の強化を恐れ、日中首脳会談開催の条件のひとつとして、尖閣諸島における
領土問題の存在を認めることを要求した。時を同じくして、海保の機動力を試すかのように、尖閣から
離れた小笠原海域に大漁船団を投入したのであろう。

≪五島で起きた漁民不法上陸≫

いかに海保が勢力を増強しても、大量の漁船を使った中国による攪乱(かくらん)への対処は難しい。
実際に尖閣警備のために日本中から巡視船を交代で動員しているため、各管区ともに警備人員、装備ともに余裕はない。
中国の要求を受け入れて尖閣の問題を認めなければ、日本の海を混乱に陥れるという脅迫行為とも受け取れる。

中国は以前にも同様の手口を使っている。2012年7月、民主党政権が尖閣諸島の国有化の意思を示した直後、
五島列島の入り江に106隻もの漁船を侵入させた。この漁船には2千人以上の中国人が乗船していたと推測され、
島民は中国漁民が上陸する可能性に怯(おび)えた。五島では、過去に中国漁民が不法上陸をしたことがあるのだ。
しかし、警察、海保、五島市役所は、監視体制をとることしかできなかった。現在の国内法においては、
上陸を開始しなければ対応ができないのだ。

仮に2千人が一斉に上陸を開始したら、島の警察官だけでは身柄を拘束することさえできないだろう。
その後、野田政権は中国とのトラブルを避け、尖閣を国有化しても、何も利用しないという道を選んだ一因になったとも考える。
>>2へ続く

URLリンク(www.sankei.com)

※過去のスレッド(DAT落ち)
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