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★今国会中に法案提出される「ヘイトスピーチ規制法」の危険性
2014年11月04日 Written by 荒井禎雄
特定の人種や民族に対する憎悪表現、いわゆる "ヘイトスピーチ" に関して、超党派の議員連盟が法規制へ
向けて動いている。現在はまだ試案の段階で、ひとまず『人種差別撤廃基本法案』という仮称が付けられているようだ。
この議連には民主・共産・社民といった野党と公明党などの議員が参加しており、今国会中の法案提出を目指している。
現状の試案には罰則が設けられていないようだが、特定の個人や属性(人種・民族など)に対する差別的言動を
違法行為と認知させる事を目的としている。
さて、この手の話題は過去に何度か取り上げたが、この "ヘイトスピーチ規制" には大きな落とし穴がある。
最悪の予測としては、社会的弱者が追い詰められたあまりちょっと感情的に主張をしただけで「ヘイトスピーチだ!」
とされてしまい、何故か弱者が取り締まられるというジョークにもならない事案が起きるかもしれない。
強者による弱者の迫害や差別だけではなく、弱者もまた言葉を発せなくなるという事だ。
これは言葉狩りと全く同じで、目障りな単語をメディアから消し去っても、人の悪意までは消せない。
ではどうなるかというと、狩られた言葉を使う事なく、より陰湿な記号や合図といった形で差別やイジメが
続けられるのだ。迫害・差別・イジメがより地下に潜ってしまって手の打ちようがなくなってしまう。
反レイシズムを掲げ、ヘイトスピーチの法規制に向けて運動しているとある一派は
「オタクは迫害されて当然。それが嫌ならオタクをやめればいい。やめたくてもやめられない属性に対する攻撃だけが差別だ」
「レイシスト死ね! レイシストには何をしたって構わない!」
「ちなみにレイシストの定義はオレらが勝手に決める(キリッ」
......といった超理論をぶちまけて敵ばかり増やしているが、そんな暴論を社会が認めてくれる訳がない。
彼らの言動も立派なヘイトスピーチである。
「相手は○×だから我々がいくら攻撃してもいい」という自分勝手なルールで暴力的な言動に及ぶ事がまさに
差別だと思うのだが、その手の人間は「マジョリティによるマイノリティへの攻撃のみを差別とし、
ヘイトスピーチ規制法の対象とする」 などという噴飯物のオレルールをひけらかすばかりだ。
ヘイトスピーチの法規制に向けて運動している、特に目立つ場所にいる連中ですらコレなのだから、
到底世間が納得するとは思えない。むしろ危機感を持たれて法案自体が潰されるのが関の山であろう。
また、もし仮に多数派が少数派を非難しただけで差別だヘイトスピーチだとされる世の中になったとしたら、
何が起きるか想像できるだろうか?
私の鈍い頭で考えるに、まずヤクザがマイノリティ利権をかっさらって行くに違いない。私が昔取材したとある
関西のアウトローは、暴力団員でS学会員でK同盟員で在日朝鮮人という数え役満状態で、それぞれの立場の
名刺を見せてくれたが、その手の人間にとってはこれ以上なく強い武器になるだろう。自分を少数派の立場に置けば、
ヘイトスピーチ規制法が守ってくれるのだから。
彼らがそうした優位なポジションを利用して何をするか容易く想像できるのだが、今のところそうした
悪用を防げるような「コレ!」という具体案にはお目にかかれていない。
この辺りの不安を取り除いてくれ、なおかつ適切に守るべき対象を守れる法案を作ってくれる人物がいったいどこにいるのだろう?
私には道端で警官に対して「オレが○×だからって差別するのか! うわー助けてくれー!
警察官にヘイトスピーチされたー!」と騒ぐヤクザ者が続出する光景しか頭に浮かばない。
ヘイトスピーチを減らす最良の薬は、他人にウンコを投げ付けないと鬱憤晴らしも出来ないような追い詰められた
国民を減らすことである。何でもかんでも規制すればいいという考え方をしている時点で、表面的にはヘイトスピーチが
なくなったとしても、別の形で人の悪意が暴発するに決まっている。(抜粋。全文はソースで)
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