14/09/21 14:46:14.13
★ひき逃げ事件の遺族「悔しい」…思わぬ形で結末
2014年09月19日 18時41分
ひき逃げ事件の遺族は「罪を償ってもらおうと思い、待っていたのに」と絶句した―。
茨城県内で２００３年に死亡ひき逃げ、強盗事件を起こしたとして、日本の代理処罰要請を受けて
ブラジル当局が起訴した同国の男が判決前に死亡した事件。県警は１８日、容疑者死亡のまま、
業務上過失致死などの容疑で書類送検した。思わぬ形で事件の結末を迎え、遺族は悔しさをにじませている。
ひき逃げ事件で死亡した飯田美枝さん（当時７９歳）の月命日の４月２５日午後、
常総市豊岡町の自宅近くの墓地に夫の秀さん（９２）と長男の悟さん（６６）の姿があった。
墓前には美枝さんが好きだった山野草が並んでいた。
ジュリオ・アンドラージ被告（当時３８歳）が死亡したという知らせを受け、
初めて墓を訪れた秀さんは、手を合わせてつぶやいた。「ただ、妻の冥福を祈るばかりだ」
美枝さんは当時、自宅近くの次男の家から自転車で帰る途中にひき逃げされた。
悟さんは事件後、常総署員から「犯人はブラジル人で、逃亡してしまった」と伝えられた。
「もし戻ってきたら日本で逮捕してもらえる」。悟さんは待ち続け、同署にもたびたび足を運んだが、
新しい知らせはなかった。そんな中、県警から「代理処罰」制度の説明を受け、要請を決めた。
悟さんは、「これで裁いてもらえるだろう。ブラジルに行って裁判で男の顔を見たい」と望みをつなぎ、
ひたすら待った。口数の少ない秀さんは事件の話をすることはほとんどなかったが、悟さんは、
「父親は我慢強い人だから。悔しいと思うけれど、言葉には出さなかった」と振り返る。
事態が進展しない中、悟さんは今年４月、再び同署に足を運んだ。そこで、「（被告が）拳銃で
撃たれて殺されたようだ」と伝えられたという。美枝さんが着ていた洋服や髪の毛などが返還された。
「遺品を返されたときは、思い出してジーンと来た」。自転車は衝撃の大きさを示すようにボコボコになったままだった。
自らの目で同被告の顔を見ることもなく、事件は終結することになる。
秀さんは、「日本に連れてきて処罰してほしかった」と言葉少ない。悟さんは、
「残念で悔しい。日本とブラジルでたくさんの人が行き来しているのに、なぜ裁けないんだろう。
こんな悲しみは二度と起こらないようにしてほしい」と訴えた。
県警によると、同被告は２０００年１０月に日系ブラジル人の男になりすまして入国し、
ひき逃げ事件の６日後に出国。県警は指紋などから同被告を特定し、日本政府は１０年６月に代理処罰を要請した。
ブラジル当局は１１年３、４月に同国の過失致死と強盗に当たる罪で起訴したが、同被告は今年３月、
同国北部・パラー州で死亡しているのが確認された。同州の裁判所は８月２７日付で公訴（起訴）棄却にあたる判決を出した。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
関連スレ
【国際】代理処罰の被告、ブラジルで死亡 茨城で郵便局強盗や死亡ひき逃げ事件
ｽﾚﾘﾝｸ(newsplus板)
【社会】今年上半期の外国人犯罪、昨年までの減少から増加に転じ国籍別でブラジル人が顕著で車上狙い100%近く占める等深刻
ｽﾚﾘﾝｸ(newsplus板)