14/09/10 20:55:36.49
★真冬のソナタ
2014年9月10日14時12分
新大久保のコリアンタウンブーム冷め
新宿・新大久保のコリアンタウンが変わろうとしている。「韓流ブーム」を背景に料理店やブロマイド店が
にぎわったが、日韓関係の悪化もあり、街を訪れる日本人が大きく減っているからだ。来月にも初めて
韓国人による商店街連合会が発足する見込みで、価格の見直しやイベントの開催を検討していく。
再びにぎわいを 商店主ら一丸
「共通クーポンを配ったらどうか」「日本人も参加できるＫ―ＰＯＰコンテストをやろう」
８日夜、新宿区大久保１丁目の韓国料理店に韓国人経営者８人が集まり、
社団法人「新大久保韓国人商店街連合会」の立ち上げに向けて話し合った。
呼びかけたのは、老舗韓国料理店「妻家房」社長で民団韓食ネット協議会の呉永錫（オ・ヨン・ソク）会長（６２）。
新大久保で韓国映画祭を開いてきた世界韓人貿易協会の李承〓（イ・スン・ミン）会長らから
「地域の日本人の商店街連合会と連携していこう」と意見が出た。
８月、韓国の豪邸をイメージした料理店「大使館」が閉店した。日韓サッカーワールドカップが開かれた
２００２年にオープン。駐車場に両国サポーターが集まり、応援し合った。２年ほど前から客が減っていた。
洪性〓（ホン・ソンヨプ）社長は「客は最盛期の半分に減り、毎月数百万円の赤字が出ていた。
若者向けの店にして出直したい」と話す。
大久保通りや、化粧品店や韓国アイドルグッズ店などが並ぶ通称「イケメン通り」は今も人通りがある。
だが、小路に一歩入るとシャッターを下ろした店が目立つ。呉会長によると、空き店舗は３０ほどあり、
今後も増える見込みという。
ＪＲ新大久保駅の１日平均乗車人数は、１１年度の約４万２４００人をピークに徐々に減り、
１３年度は３万９６００人になった。
「新大久保バブルの崩壊」とみるのは、「韓国料理には、ご用心！」の著書があるコリアン・フード
・コラムニストの八田靖史さん（３８）。日韓関係が悪化する前、東京スカイツリーの開業時
（１２年５月）にはすでに観光客が減り始めていたと指摘する。「韓流ブームで一気に押し寄せた
観光客目当てに、似たような店ばかりが増えた。店の個性、街の魅力が少なくなった」
料理店「おざくきょ」では１２年ごろから、最盛期に比べ客が半分以下に。今年４月に改装し、
価格を見直した。２、３人前の大皿しかなかったが、１人前のメニューを追加。家族連れを意識して
２０種類の韓国茶が飲めるドリンクバーや食べ放題も始めた。店長の日本人男性（４９）は
「新大久保に多い女性客が注文しやすいようにした」。
商店街連合会は、マッコリ祭り、キムチやチヂミ作りといった食のイベントを実施していきたいという。
呉会長は「魅力ある専門店を増やし、韓国に行かなくても食や文化を楽しめる新大久保を目指す」と話す。 （高橋友佳理）
■韓流ブームを巡る主な出来事
２００２年 日韓サッカーワールドカップ開催
２００３年 韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で放送。韓国ドラマによる第１次韓流ブーム始まる
２００５年 日本が韓国人観光客の短期滞在査証（ビザ）を免除
２００８年 李明博政権発足
２０１０年ごろ Ｋ－ＰＯＰによる第２次韓流ブーム始まる
２０１２年８月 李明博大統領が竹島に上陸
２０１３年 朴槿恵政権発足。新大久保などでヘイトスピーチが頻発
URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)