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★脇氏、溝手氏に参院会長辞任要求へ、選挙制度改革めぐり対立激化
2014.9.9 08:20
参院の「一票の格差」是正に向けた与野党の選挙制度協議会で座長を務める自民党の
脇雅史参院幹事長が、９日の参院自民党の執行部会で、選挙制度改革の議論の進め方が
拙速だと脇氏を批判している溝手顕正参院議員会長に自発的な会長辞任を求めることが８日、
分かった。溝手氏は拒否する見通しで、対立は激化している。
参院選挙制度改革をめぐっては、山崎正昭参院議長が脇氏に対し、年内の改革案取りまとめを
求めている。最大格差が４・７７倍あった平成２５年参院選について、最高裁は年内に違憲か
どうかの判断を下すとみられ、こうしたことも脇氏が改革を急ぐ背景にある。
だが、脇氏が提案している、隣接する選挙区を統合する「合区案」には党内から反発が続出。
しかも、他会派が独自案を出す中、参院自民党は代替案を提示しておらず、溝手氏は来年春の
統一地方選後まで結論を先送りしようとしている。
溝手氏は来週にも開く参院自民党の特別総会で過半数の了承で幹事長を交代させ、
同時に脇氏を協議会座長から外したい考えだ。離党も覚悟する脇氏は「勝算がなくても
参院自民党の間違いは身をていして止めたい」と一歩も引かない構えだ。
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