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★海洋安保の協力強化 日スリランカ 中国をけん制
2014年9月8日 朝刊
安倍晋三首相は七日午後（日本時間同日夜）、スリランカのラジャパクサ大統領と
コロンボの大統領府で会談し、海洋安全保障分野で政府間協議を創設するなど協力を
強化する方針で一致した。同国が中東から石油を輸送するシーレーン（海上交通路）
の要衝であることを踏まえ、首相は日本からの巡視艇供与に向けた調査を開始する
と表明した。両首脳は会談後、こうした内容を盛り込んだ共同声明に署名した。
首相は大統領との共同記者発表で「スリランカは基本的価値を共有する、
同じアジアの海洋国家だ。経済関係を一層強化する」と述べた。
スリランカは伝統的な親日国とされてきたが、中国が経済支援を通じて存在感を高めている。
首相は海洋安保分野で連携を進め、インド洋周辺国への影響力を拡大する中国をけん制する狙いだ。
両首脳は、海上自衛隊とスリランカ海軍の協力推進でも合意した。
会談で首相は、スリランカによる地上デジタル放送の日本方式採用を歓迎し、
円借款約百三十七億円の供与を表明。自身が掲げる積極的平和主義の理念を示し、
集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定について説明した。大統領は支持すると応じた。
URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)
★安倍首相、スリランカ国会を訪問
安倍晋三首相は７日午後（日本時間同日夜）、スリランカの国会議事堂を訪問し、
同国の与野党議員と懇談した。この中で首相は、サンフランシスコ講和会議でスリランカ
が日本に対する賠償請求権の放棄を提案したことに言及。「スリランカが日本の国際社会
復帰を後押ししてくれて以来、平和国家として地域と世界の平和と安定に貢献できた」
と謝意を示した。
首相はまた、内戦が終わったスリランカについて「民族、宗教の違いを超えて、
国民間の和解が実現されることを期待する」と語った。（2014/09/08-00:22）
URLﾘﾝｸ(www.jiji.com)
★スリランカで首相が寺院参拝 帰国の途へ
2014/9/8 10:01
安倍晋三首相は８日朝（日本時間同日昼）、南アジア訪問を終え、スリランカの
コロンボ国際空港を政府専用機で出発し、帰国の途についた。同日夜、羽田空港に到着する予定だ。
空港到着に先立ち、首相は昭恵夫人とコロンボ近郊の古刹「ケラニヤ寺院」を参拝した。
同寺院では2011年の東日本大震災後に追悼行事が開かれた。
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)