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★首相、きょうから南アジア２カ国訪問 インド洋・有望市場めぐり中国と攻防
2014.9.6 07:34
安倍晋三首相は６～８日の日程でバングラデシュとスリランカを訪問し、両国の首脳と会談する。
両国へのインフラ整備などを通じ、影響力を高める中国をけん制する狙いもある。
日本の首相のバングラデシュ訪問は森喜朗氏以来１４年ぶりで、スリランカは海部俊樹氏以来
２４年ぶり。両国への訪問で、第２次政権発足以降に安倍首相が訪問した国は４９カ国となり、
小泉純一郎元首相の４８カ国を抜いて歴代トップとなる。
スリランカはインド洋のシーレーン（海上交通路）上に位置し、南アジアへのゲートウェイ、
中東・アフリカへの中継点として重要な役割を担う。中国は「真珠の首飾り」と呼ばれる
海洋安全保障戦略を展開し、スリランカやパキスタン、ミャンマーなどシーレーン沿岸諸国への
経済支援や港湾整備などを進めている。中国にインド洋の覇権を握られれば、日本の経済や
安全保障に深刻な影響が出かねない。
安倍首相はラジャパクサ大統領と会談し、日本の海上保安庁とスリランカの沿岸警備隊との
連携強化や巡視艇の供与などを協議する。さらに、日本式の地上デジタル放送の導入を
決めたことから、円借款を供与する方針も伝える見通し。スリランカとの２国間関係を
強固にすることで中国の進出に対抗する構えだ。
バングラデシュはインドとミャンマーの間に位置し、１億６０００万の人口を抱える有望市場だ。
中国が積極的に投資を進める中、日本政府も今後４～５年で６０００億円規模の経済支援を表明
しており、安倍首相はハシナ首相との会談で支援の具体策を協議する。
また、日本は来秋の国連安全保障理事会非常任理事国選挙でバングラデシュとアジアの１議席を
争っており、安倍首相は立候補調整で協力も打診する予定だ。
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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★安倍首相、バングラデシュに向け出発
2014年09月06日 10時50分
安倍首相は６日午前、バングラデシュに向け、政府専用機で羽田空港を出発した。
スリランカも訪れ、８日に帰国する。
首相は両国でそれぞれ首脳会談に臨む。バングラデシュでは、同国と日本が立候補に意欲を示す
来年の国連安全保障理事会の非常任理事国選挙について「候補の一本化」を打診するとみられる。
スリランカでは、巡視船の無償供与を表明する方針。同国は中東から日本へ原油を輸送する
シーレーン（海上交通路）近くに位置しており、海洋安全保障分野での連携強化を図る。
首相は出発に先立ち、羽田空港で記者団に、「トップセールスを展開し、両国の活力を日本の
経済に取り込んでいきたい」と述べた。両国訪問で、第２次安倍内閣で訪れた国は４９か国となり、
歴代首相で最多となる。
URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)
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